小江戸川越七福神巡りは、江戸時代に城下町として栄えた川越の街の景観を楽しみながら巡るコースになっています。
このページでは、実際に歩いた写真とともに御朱印色紙や地図、所要時間などの情報についてもご紹介していきます。
目次
小江戸川越七福神とは
小江戸川越七福神巡りは、昭和六十一年(1986)に発足した小江戸川越七福神霊場会によって続けられているもので、七福神巡りをしながら川越に残る多くの史跡や観光スポットに立ち寄りながら楽しめるコースになっています。
七福神が祀られているのがすべてお寺というのも特徴の一つです。
巡る順番
巡る順番は、特に決まっていないのでご自身の都合に合わせて巡ることができます。
地理的には川越駅スタートなら妙善寺、川越市駅もしくは本川越駅スタートなら妙昌寺を一番初めとして回られる人が多いです。
小江戸川越七福神巡りの期間と所要時間と距離、地図
期間と受付時間
七福神のご縁日は、元日から7日及び毎月1日となっています。
※最新情報は公式ページでご確認ください。
<受付時間>
法事などで受付できないこともあるようですが、基本は午前9時から午後16時までとなっています。
所要時間と距離
小江戸川越七福神巡りは、約6kmの距離で所要時間は2時間から3時間くらいが目安になっています。
地図(マップ)
地図は、小江戸川越七福神霊場会が運営しているホームページで確認することができます。
小江戸川越七福神の色紙や御朱印、絵馬の値段はいくらか
色紙と御朱印
川越のシンボルである「時の鐘」がデザインされた色紙になっています。
※値段は変更になっている可能性がございます。
- 色紙:300円
- 御朱印:各100円
絵馬
- 板:900円
- ご分体:各300円
他にも七福神グッズとして手ぬぐい(各500円)や切り絵(200円)などが用意されています。
※値段は変更になっている可能性がございますので、ご注意ください。
記念スタンプ
また、無料の記念スタンプもありますので、お子さんを連れて回られる方などは、こちらを利用されるといいのではないでしょうか。
注意したいのは、記念スタンプ用紙はインターネットでご自身でダウンロード・印刷しないといけないところです。
各寺院には用紙は置いていませんので、気をつけてください。
小江戸川越七福神七福神一覧
お寺名 | 七福神 | 住所 |
---|---|---|
妙善寺 | 毘沙門天 | 川越市菅原町9-6 |
天然寺 | 寿老人 | 川越市仙波町4-10-10 |
喜多院 | 大黒天 | 川越市小仙波町1-20-1 |
成田山 | 恵比須 | 川越市久保町9-2 |
蓮馨寺 | 福禄寿 | 川越市連雀町7-1 |
見立寺 | 布袋尊 | 川越市元町2-9-11 |
妙昌寺 | 弁財天 | 川越市三光町29 |
小江戸川越七福神巡りした全記録
<今回のコース>
川越駅→<妙善寺>→<天然寺>→<喜多院>→<成田山>→<蓮馨寺>→<見立寺>→<妙昌寺>→川越市駅
川越駅の東口から10時19分にスタートしました。
まずは、川越七福神の毘沙門天が祀られている妙善寺を目指して歩いて行きます。
駅前は小江戸というよりは、大都会といった雰囲気でした。
東口を出たら真っすぐ歩いて行きます。
階段を下りて、埼玉縣信用金庫の横を通り過ぎます。
最初の信号にぶつかったら信号を渡って右に曲がります。
妙善寺(七福神)への道案内が立っていました。
道案内に沿って進んでいきます。
タイムズ川越菅原町第2の駐車場のところを左に曲がります。
「毘沙門天・妙善寺」と書かれた看板もあるので、見落とさないように気をつけて曲がってください。
曲がるとすぐに妙善寺が見えます。
妙善寺(毘沙門天)
川越七福神の毘沙門天が祀られている妙善寺に到着しました。
川越駅の東口を10時19分に出発して、妙善寺に到着したときには10時25分になっていました。
なので駅からここまでの所要時間は6分。
万歩計は637歩で、距離は0.45kmとなりました。
妙善寺は、寛永元年仙波中院二十八世尊能法印が父母の追福の為に建立したお寺だそうです。
境内にはさつまいもを大事に抱えているお地蔵様「川越さつまいも地蔵尊」がいらっしゃいます。
江戸時代にサツマイモで飢饉や食糧難を乗り越えたことから祀られるようになったそうです。
現在では、10月13日のサツマイモの日に「いもの日まつり」が妙善寺で行われています。
私が行ったときには、境内でもサツマイモが販売されていました。
御朱印は階段を上がって、本殿向かって右手で頂くことができるのですが、私が訪れたときはたくさんの人が参拝に訪れていました。
こちらが毘沙門天様です。
色紙を購入しました。
妙善寺の御朱印を押していただきました。
こちらは、スタンプになります。
川越七福神巡りでは、各お寺に水琴窟が設置しています。
小江戸川越七福神霊場会発足30周年を記念して設置されたもので、水滴が落ちる音が琴のような音色になるそうです。
各お寺に設置してある水琴窟の音色の違いを聞きながら巡るとさらに楽しくなるのではないでしょうか。
水琴窟の詳しい説明はこちらをご覧ください。
次は、寿老人が祀られている天然寺へと向かいます。
妙善寺を出たら左に歩いて行きます。
県道39号線にぶつかったら左に曲がります。
川越駅入口(東)交差点まで来たら、右に曲がります。
住宅街の中を真っすぐ歩いて行きます。
天然寺まで500mの看板が立っていました。
道路を渡って、さらに真っすぐ進みます。
ここにも看板が立っているので、道を間違えることはないと思います。
ちなみにこの写真には写っていませんが、左に仙波町公民館が建っています。
国道16号線にぶつかったら左に曲がります。
天然寺(寿老人)
川越七福神の寿老人が祀られている天然寺に到着しました。
天然寺に到着したときの時間は10時47分だったので、駅からここまでの所要時間は28分。
万歩計は2192歩で、距離は1.57kmとなりました。
天然寺は、天文二十三年(1554)に開山栄海上人によって創建されたお寺だそうです。
寿老人は、本殿向かって右側に祀られていました。
こちらが御朱印になります。
こちらは寿老人と鹿が描かれたスタンプになります。
こちらが天然寺の水琴窟。
竹筒に耳をあてて水滴の奏でる音を聞きます。
次は、大黒天が祀られている喜多院へ向かいます。
仙波町公民館のところまで戻ったら右に曲がります。
あとはこの道を真っすぐ歩いて行きます。
川越市立川越第一中学校の横を通り過ぎます。
光西寺の横を通り過ぎます。
天台宗別格本山中院の横を通り過ぎます。
別の日に御朱印を頂き行ってきましたので、気になる方はこちらをご覧ください。
仙波東照宮の横を通り過ぎます。
立ち寄ってみたい場所がかなりありましたが、今回は我慢してスルーしました。
後日、御朱印を頂きに行ってきましたので、気になる方はこちらのページをご覧ください。
喜多院門前通りまで来たら左に曲がります。
喜多院の山門が前方に見えました。
喜多院(大黒天)
川越七福神の大黒点が祀られている喜多院に到着しました。
喜多院に到着したときの時間は、11時11分だったので所要時間は52分。
万歩計は4210歩で、距離は3.03kmとなりました。
喜多院といえば川越を代表する観光スポットなので、出店もたくさん出ていて、たくさんの人が参拝に来ていました。
喜多院は、平安時代の天長七年(830)に慈覚大師が創建した天台宗の名刹です。
江戸時代の大火で大部分を焼失してしまいますが、徳川三代将軍の家光公が江戸城別殿を移築して再建したことでも有名です。
御朱印を頂ける場所は、多宝塔のすぐそばにありました。
こちらが大黒天様になります。
出世・開運と書かれた打ち出の小づちの御朱印を押していただきました。
小づちから小判を降らしている大黒天のスタンプでした。
縁起がいいです。
喜多院の御朱印や桜、紅葉の様子については、別のページで詳しく説明しています。
次は、恵比寿天が祀られている成田山川越別院を目指します。
成田山川越別院(恵比寿天)
喜多院から成田山はすぐ隣にあるので、アッという間に到着しますが、恥ずかしながら私は少し遠回りをしてしまいました。
成田山に到着したときの時間は、11時24分だったので、所要時間は1時間5分。
万歩計は5158歩で、距離は3.71kmとなりました。
成田山川越別院本行院は、江戸時代末に石川照温上人(一心坊)によって開創されました。
恵比寿天は本堂へ向かう参道途中の右側に建っています。
こちらが恵比寿天です。
御朱印は鯛でしょうか?
魚が色紙から飛び出てきそうなくらい勢いのある御朱印でした。
こちらが恵比寿天のスタンプになります。
次は、福禄寿が祀られている蓮馨寺を目指します。
成田山の横を走っている県道15号線沿いを歩いて行きます。
松江町交差点を通り過ぎます。
連雀町交差点まで来たら交差点を渡って右に曲がります。
県道39号線(中央通り)です。
蓮馨寺の入口が見えてきました。
蓮馨寺(福禄寿)
川越七福神の福禄寿が祀られている蓮馨寺に到着しました。
蓮馨寺に到着したときの時間は、11時45分だったので所要時間は1時間26分。
万歩計は6384歩で、距離は4.59kmとなりました。
長い参道を進んでいきます。
蓮馨寺は、川越城主の大道寺駿河守政繁の母であった蓮馨大姉が、天文十八年(1549)に民衆の心の安らぎの場として創建したそうです。
こちらが川越七福神の福禄寿です。
御朱印は「招福」と鶴の絵柄が書かれたものでした。
こちらは福禄寿のスタンプになります。
連馨寺の御朱印については、こちらのページに詳しく載せています。
連馨寺の境内にある名代焼だんご「松山商店」は、創業が大正時代という歴史あるお店だそうです。
美味しそうだったので、焼き団子といなり寿司を頂きました。
どちらもとても美味しかったです。
お腹も満たされたので、次の布袋尊が祀られている見立寺を目指して歩いて行きます。
県道39号線(中央通り)沿いを進みます。
小江戸感がやっとでてきたなと思ったところで、「まめ屋川越店」のところを左に曲がります。
最初の右に曲がる道のところで曲がります。
行伝寺の横を通り過ぎます。
菓子屋横丁・見立寺への道案内が立っているので、そのまま道なりに進んでいきます。
菓子屋横丁が近づくにつれて、面白いオブジェのお店が何件もありました。


菓子屋横丁はたくさんの人が訪れて賑わっていました。
菓子屋横丁を通り過ぎて「高澤通り」に出てきたら左に曲がります。
川が流れているところに来たら、橋を渡らずに手前で左に曲がります。
見立寺(布袋尊)
川越七福神の布袋尊が祀られている見立寺に到着しました。
見立寺に到着したときの時間は、12時14分だったので所要時間は1時間55分。
万歩計は7936歩で、距離は5.71kmとなりました。
見立寺は、室町時代後期の永禄元年(1558)に後北条氏の重臣で、川越城の城将である大道寺政繁が建立しました。
その後、政繁の母親が蓮馨寺を建立するときに、現在の見立寺の敷地に仮のお寺を建て、「建立寺」と命名し、感誉存貞上人を招き、その後に見立寺としたそうです。
布袋尊の石像が境内に置かれていました。
こちらが布袋尊の御朱印になります。
子供たちと楽しそうに遊ばれている布袋尊のスタンプを頂きました。
次は、いよいよ最後の弁財天が祀られている妙昌寺へと向かいます。
「もっこ館」の横を通り過ぎます。
「もっこ館」を過ぎたところを左に曲がります。
二村質店のところを右に曲がります。
2つ目の曲がり角を左に行きます。
「弁財天への道・ここを左折して70m先が山門です」という看板が立っています。
70m先を目指して歩いて行きます。
妙昌寺(弁財天)
川越七福神の弁財天が祀られている妙昌寺に到着しました。
妙昌寺に到着したときの時間は、12時30分だったので所要時間は2時間11分。
万歩計は9130歩で、距離は6.57kmとなりました。
妙昌寺は、室町時代の永和元年(1375)に、日蓮宗大本山池上本門寺の末寺として、現在の川越市幸町に開創され、開山は法眞院日意上人です。
その後、江戸時代の寛保元年(1741)に、松平伊豆守信綱による川越城大改修のときに、現在の地である旧浅場孫兵衛侍屋敷跡地に移築されたそうです。
弁天堂は本堂から坂を下ったところに建っていました。
経ヶ嶋辨財天を祀っている弁天堂です。
こちらが弁財天の御朱印で琵琶の絵柄になっていました。
美しい姿の弁財天のスタンプも頂きました。
すべての御朱印を頂いた小江戸川越七福神の色紙がこちらになります。
こちらはすべてのスタンプを頂いた記念スタンプ用紙になります。
あとは、川越市駅を目指して歩いて行きました。
県道15号線まで出てきたら左に曲がります。
ここを右に曲がります。
川越市駅入口交差点まで来ました。
あとは県道246号線に沿って歩いて行くと駅に着きます。
川越市駅
川越市駅に到着しました。
川越市駅に到着したときの時間は12時49分だったので、所要時間はちょうど2時間30分になりました。
万歩計は10454歩で、距離は7.52kmとなりました。
万歩計でみた柴又七福神巡りの所要時間と距離
駅・神社・お寺名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
川越駅 | 10時19分 | - | - | - |
妙善寺 | 10時25分 | 6分 | 637歩 | 0.45km |
天然寺 | 10時47分 | 28分 | 2,192歩 | 1.57km |
喜多院 | 11時11分 | 52分 | 4,210歩 | 3.03km |
成田山 | 11時24分 | 1時間5分 | 5,158歩 | 3.71km |
蓮馨寺 | 11時45分 | 1時間26分 | 6,384歩 | 4.59km |
見立寺 | 12時14分 | 1時間55分 | 7,936歩 | 5.71km |
妙昌寺 | 12時30分 | 2時間11分 | 9,130歩 | 6.57km |
川越市駅 | 12時49分 | 2時間30分 | 10,454歩 | 7.52km |