ブヨ、もしくはブユやブトとも呼ばれているハエのような姿をした生きものに、登山・山登りの最中に刺されると大変辛い思いをします。
そんなブヨの特徴や対策、刺されたときの対処法についてご紹介していきたいと思います。
目次
ブヨの特徴・生息場所・習性とは
地域によってブユやブトと呼ばれているブヨは、ハエの様な姿をしている事が外見上の特徴となる昆虫です。
一旦刺されると半日程で人によってはパンパンに晴れ上がってしまう非常に痒みが強い発疹を発症させてしまいます。
この為にブヨは人間にとって要注意となる昆虫の中の1つとなっています。
生息場所は高原や山の渓谷沿いといった比較的綺麗な景観の場所となっています。
これはブヨが綺麗な小川や渓流を好むという習性を持っている為で、彼等は野外レジャーの絶好シーズンとなる6月から7月に掛けて特に強く発生する物となっています。
その為キャンプやゴルフを楽しんでいる時に被害に合いやすい物となっており、現在においてもブヨによる被害者の数は尽きない物となっています。
登山中にブヨ被害に遭わないための対策
登山中にブヨ被害に遭わないための対策は、まず肌を露出しないことが重要です。
ブヨは基本的に肌が露出しているところを刺します。
特に足首やスネの辺りを狙われることが多いと言われています。
夏に暑いからと言って半袖やハーフパンツで行くのは危険なので、長袖長ズボンという服装にするのがおすすめです。
また、灰色や黒といった暗い色の服装をしていると襲われやすいと言われています。
その反対に、黄色やオレンジといった明るい色を着ているとあまり寄ってこなくなります。
それから、ハッカ油も虫除け対策になります。虫除けスプレーや虫除けバンドでもいいのですが、蚊用のものだとブヨにたいしては効果が薄いものもありますので注意が必要です。
登山中にブヨに刺されたときの対処法
登山中にブヨに刺されたときの対処法は、まず水でよく洗うことです。
そのあと、抗ヒスタミン薬の軟膏を患部に塗ります。
ブヨに刺されると、赤く腫れ上がり、非常にかゆくなりますが、かいてはいけません。
爪から菌が入り、化膿することがあるからです。
どうしてもかゆくて我慢できない場合や、患部が熱をもっているようなときには、保冷剤などで冷やすと落ち着きます。
そして、山を下りてから、腫れて痛みも出てくるなど症状が悪化しているなら、速やかに皮膚科を受診しましょう。
ただの虫刺されだと思って放置していると、痕が残ってしまう恐れがあります。
ブヨに刺されないように、あらかじめ登山には長袖を着て行き、虫よけスプレーをしておくと安心です。