東京都調布市に建つ厄除元三大師の深大寺へ御朱印を頂きに行ってきました。
豊かな自然に囲まれキレイな湧き水も多いことから、「深大寺そば」も名物となっています。
そんな境内の様子とともに、ご利益やパワースポット、深大寺へのアクセス方法などについてもご紹介していきます。
目次
深大寺の御朱印
深大寺では、全部で4種類の御朱印を頂くことができます。
無量寿
本堂に祀られている宝冠阿弥陀如来像の御朱印です。
「無量寿」とは阿弥陀来のことで、阿弥陀来の寿命が無量であることからきているそうです。
白鳳仏
釈迦如来倚像(白鳳仏)の御朱印です。
東日本最古の釈迦如来像として国宝に指定されています。
元三大師
元三大師は、比叡山延暦寺中興の祖です。
江戸時代は、元三大師堂が深大寺の信仰の中心だったそうです。
元三大師は如意輪観音の化身とも言われ、深大寺で如意輪観音の御朱印を頂いている人もいるようなのですが、私が行ったときはこちらの4種類でした。
毘沙門天
調布七福神の毘沙門天の御朱印も頂くことができます。
調布七福神については、別のページに詳しく載せていますので、こちらをご覧ください。
深大寺の御朱印帳
深大寺の御朱印帳は、淡いパステル調の紫色を基本とし、山門と釈迦堂の白鳳仏がデザインされているものでした。(1,200円)
御朱印を頂ける場所は、本堂向かって右手に建っている寺務所になります。
深大寺のご利益
厄除け
元三大師は、厄除け大師とも呼ばれています。
なので、多くの方が深大寺へ厄除けしに参ります。
降魔札と利生札
厄除けの降魔札と利生札になります。
降魔札は玄関より外側、利生札は玄関より内側に貼ることによって厄除けになります。
降魔札の怖い絵柄は、元三大師が修業をしているときに、その真剣な表情が悪人には鬼の姿に見えて、怖くなって逃げ出したという逸話から、鬼に化した大師の姿を写したものだといわれているそうです。
元三大師は厄除けの降魔大師とも呼ばれ、自らが魔となり、魔をもって魔を制したお姿の厄除け護符「角大師」が有名です。
また、元三大師は、三十三体の小さな御影の集合体として表現されることもあり、「豆大師」と呼ばれていて利生札にはその絵が描かれています。
縁結び・良縁成就
深大寺の開いた満功上人の父である福満は、結婚相手の両親に結婚を反対されただけでなく、親が娘を池の中の島に閉じ込めて会えなくしてしまったそうです。
そこで福満は水の神である「深沙大王」に結婚相手に会えるようお願いしたところ、霊亀が現れて結婚相手のもとに連れて行ってくれました。
そして、反対していた両親も2人の仲を認めて、無事結婚することができ、満功上人が誕生したのです。
そんな伝説があることから、深大寺は、縁結び・良縁成就のご利益があるとされています。
深大寺のパワースポット
宝頭盧尊者
元三大師堂のところに置かれている宝頭盧尊者(びんずるそんじゃ)は、インドの僧侶で大勢の病人を救ったとされます。
そのため自身の治したい部分を撫でると「病気平癒」の霊験があるといわれています。
開山堂
元三大師堂の奥に建っているのが開山堂です。
深大寺が多くの人々から厚い崇敬を受けていることから、出世開運のご利益があるとされます。
深沙堂
満功上人の父の結婚を救ったとされる深沙大王像が祀られていることから、縁結び・良縁成就のご利益があるとされています。
また、深沙大王は疫病・厄難除けの水神様でもあることから、そちらのご利益も授けていただけるといわれています。
延命観音
昭和四十一年(1966)に秋田県象潟の海中から引き上げられた観音様で、縁あって深大寺に寄進されたものだそうです。
健康運のご利益を授けていただけるといわれています。
深大寺へのアクセス方法(行き方)
電車とバス
深大寺へ行くための最寄り駅は、京王線の「調布駅」「つつじヶ丘駅」、中央線・総武線の「三鷹駅」「吉祥寺駅」になり、そこからバスに乗っていきます。
地図
- 住所:東京都調布市深大寺元町5丁目15-1
駐車場
深大寺の境内にある駐車場は、法事もしくは車両祈願の方のみ利用することができるものとなっているので、その他の方は、近隣の有料駐車場を利用する必要があります。
近くには、神代植物園の駐車場をはじめ停められる有料駐車場は多くあります。
深大寺の境内
深大寺は、天台宗の別格本山で、都内では浅草寺に次ぐ古刹として多くの人たちから厚い崇敬を受けてきました。
奈良時代の天平五年(733)が深大寺の開創といわれています。
境内図
山門
本堂
本堂には、宝冠阿弥陀如来像
元三大師堂
護摩木に願いごとを書いてきました。
釈迦堂
白鳳仏、旧梵鐘、調布七福神の毘沙門天などが祀られています。
鐘楼
不動堂
不動の滝
亀島弁財天
鬼太郎茶屋
深大寺の参道にある「鬼太郎茶屋」の前に、鬼太郎とねずみ小僧の人形が立っていました。
調布は「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である水木しげる氏の第二の故郷でもあることから作られたそうです。
深大寺そば
江戸時代、深大寺の周辺は、お米を作るのに向いている土地ではなかったため、小作人たちはそばを作り、米の代わりにそば粉を寺に納めたそうです。
寺は、そのそば粉で蕎麦を打って来客をもてなし、それが深大寺そばの始まりだそうです。
現在では、深大寺周辺にはたくさんの蕎麦屋が立ち並んでいて、どのお店に入っていいか迷ってしまいます。
湧水
私は、ネットでも人気のお店となっていた湧水に行くことにしました。
週末には、必ずと言っていいほど行列で賑わう人気店なんだそうです。
とっても美味しかったので、おすすめです。
境内から少し歩く場所に建っています。