花菖蒲とは <花言葉・由来・開花時期などを紹介>

花菖蒲

花菖蒲(ハナショウブ)は、初夏の訪れを告げるとともに、日本では梅雨の時期に咲く代表的な花の1つとなっています。

姿も色も雅で、ひときわ華やかな花菖蒲の景色を見ていると初夏の暑さや梅雨のジメジメも忘れてしまいます。

そんな花菖蒲の花言葉や由来、開花時期などについてご紹介していきたいと思います。

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花菖蒲とは

花菖蒲(ハナショウブ)とは、アヤメ科のアヤメ属に属する多年草で、花の色は青、青紫、紫、白、ピンク、黄などがあります。

原産地は日本と朝鮮半島から東シベリアとなっています。

花菖蒲とは

花菖蒲の由来

花菖蒲の名前の由来は、単語の節句でお馴染みの「菖蒲湯」の「菖蒲」に葉っぱが似ていることと、美しい花が咲くことから花菖蒲と呼ばれるようになったと言われています。

花菖蒲 の由来

花菖蒲の花言葉

花菖蒲(ハナショウブ)の花言葉の中には、「優しい心」「優雅」があります。

これは花菖蒲(ハナショウブ)の花が垂れ下がるように咲いている姿に由来しています。

この他にも、アヤメ科に属する植物の多くに付けられている花言葉「うれしい知らせ」、5月5日の端午の節句に飾られることが多い花なので「心意気」という花言葉も付いています。

花菖蒲 花言葉

花菖蒲の開花時期

花の形が「あやめ」「かきつばた」と非常によく似ていますが、開花時期はこれらよりもやや遅く、6月初旬から中頃に咲きます。

花菖蒲 開花時期

花菖蒲の種類

花菖蒲は日本の野山や湿原に自生している野花菖蒲の園芸品種で、江戸時代中期頃から盛んに品種改良が行なわれてきました。

その結果、交配種や種間交配によって育成された黄花品種、アメリカなど海外で育成された品種もあるので、花菖蒲(ハナショウブ)と一言でいっても、現在では5,000種以上の品種が存在しています。

花びらは、三英咲き(さんえいざき)と呼ばれる3枚の弁が大きく目立つものや、6枚の弁が広がる六英咲き(ろくえいざき)、八重咲きなどの花形があります。

品種を大別すると江戸系(江戸種)、伊勢系、肥後系、長井系(長井古種)、雑種系、外国種とがあります。

江戸系は色や形、大きさといった種類が豊富で三英咲きが多いのが特徴と言えます。

花菖蒲 種類

その他

花菖蒲はその美しさとバラエティの豊富さから、全国各所に多くの名所があり、また多くの地域で「町の花」として選定されています。

水辺に咲くのがお約束のように思われがちですが、実際にはそうではなく、湿気がありながらも水浸しではない場所での生育を好む植物です。

各所の名所においても、集客シーズン以外は水を減らして畑のような状態にしているところも少なくありません。

そのため、水やりをきちんと続ければ普通の庭でも育ちます。

ただし、花菖蒲は同じ場所で続けて育てると株が衰えて育たなくなるという性質があるため(連作障害)、2から3年に1度は株分けや植え替えが必要となります。

そのため、毎年手入れが必要にはなりますが、鉢植えで育てる人も少なくないようです。

 

 

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