新宿御苑では、秋になると皇室ゆかりの菊花壇展が開催されます。
都内でも有数の菊花壇展には、毎年多くの人たちが訪れ、菊花の艶やかな競演に酔いしれます。
このページでは、そんな庭園内の様子を写真と動画でお伝えするとともに、日程についてもご紹介していきます。
目次
新宿御苑の菊花壇展の日程
毎年11月1日から15日まで、新宿御苑の日本庭園で菊花壇展が行われます。
新宿御苑への行き方については、別のページに詳しく載せていますので、気になる方はこちらをご覧ください。
新宿御苑の菊花壇展の見どころ
菊花壇展は、新宿御苑の日本庭園内で行われています。
菊の花言葉などを知りたい方は、別のページに詳しく載せていますので、気になる方はこちらをご覧ください。
新宿御苑の菊花壇は、日本庭園の中に上家といわれる建物を設け、そこに御苑独自の様式を基調に飾り付けた花壇になります。
広い日本庭園内には、わかりやすく歩く順路の案内が立てられていました
①懸崖作り花壇
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して仕立てています。
新宿御苑独自の青竹を用いた上家と、鮮明な菊の花色との調和が、優雅でかつ野趣のある風情を醸し出しています。
②伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
伊勢菊と嵯峨菊は、「箒作り」、丁子菊は「一六作り」に仕立てています。
地方色あふれる3種の古典菊を配色よく植えこんでいます。
③大作り花壇
一株から数百輪の花が咲くように仕立てる、新宿御苑独自の技法です。
花全体が同時に咲き、かつ姿かたちがともに揃うなど、高度な技術を必要とします。
絢爛豪華な美しさは、新宿御苑の菊花壇の白眉です。
④江戸菊花壇
江戸菊は、江戸時代に江戸で発達した古典菊です。
花が咲いてから、花びらが様々に変化し、色彩に富んでいるのが特徴で、花の変化を観賞する菊です。
新宿御苑の菊花壇の中では、もっとも古い歴史があります。
⑤一文字菊、管物菊花壇
大輪咲きの一文字菊と管物菊を新宿御苑独自の「手綱植え」の技法に仕立てています。
一花一花の優美さはもちろんのこと、花全体の色彩の変化や調和する建物など、花壇全体の総合美を観賞します。
⑥肥後菊花壇
九州で発達した肥後菊を、秀島流の技法で仕立てています。
青竹の上家や、黒土を敷き苔を散らした土間など、清楚な古典菊との調和が、落ち着きある独特の風情を醸し出します。
⑦大菊花壇
手まりのような形の大菊を新宿御苑独自の「手綱植え」の技法に仕立てています。
【動画】新宿御苑の菊花壇展の景色
新宿御苑の菊花壇の景色を動画にもしてみました。