旧江戸城本丸跡にある皇居東御苑では、冬になると梅の花が咲きはじめます。
梅林坂には約70本の紅白の梅が植えられ、満開の時期には多くの観光客や写真撮りに来た人たちで賑わいます。
このページでは、そんな様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の開花状況などについてご紹介していきます。
目次
皇居東御苑の梅林坂の見頃
皇居東御苑の梅林坂の見頃は、例年2月上旬から2月下旬です。
また、早咲きの品種は、12月末頃から咲き始め2月まで花が楽しめます。
皇居東御苑の梅林坂の現在の開花状況
現在の梅林坂の開花状況については、宮内庁が運営している「皇居東御苑花だより」のホームページで確認することができます。
皇居東御苑の梅林坂の場所
東御苑の3つある入口、「大手門」「平川門」「北桔橋門」の中では、平川門が一番梅坂林に近い門になります。
平川門からは、平川濠と天神濠の間を抜けて、歩いて行くと梅坂林が現れます。
皇居東御苑の梅林坂の写真
梅林坂は、文明十年(1478)に太田道灌が、この場所に江戸平河城を築いたときに、領地である川越の三芳野神社から祭神である菅原道真の分霊を勧請して天神社を祀り、数百株の梅を植えたことから「梅林坂」の名が付いたといわれています。
現在は約70本の梅の木が植えられていて、その多くが昭和四十二年(1967)に植えられたものだそうです。
徳川家康が江戸に入ったときにも、この場所には菅原道真公が祀られていたのですが、江戸城の本丸を造営する際に、麹町の平河町に移され今の平河天満宮になったそうです。
また、梅林坂には山王権現神社もあったといわれ、現在は、永田町にある山王日枝神社になっています。
場所柄、外国人観光客の姿がとても多くみられました。
みんな一生懸命、梅の前で写真を撮っていました
大きな石垣と梅の木が見事にマッチしています。
二の丸庭園の諏訪の茶屋周辺の梅
二の丸庭園の諏訪の茶屋周辺にも梅の木があります。
【動画】皇居東御苑の梅林坂の景色
皇居東御苑の梅林坂の景色を動画にもしてみました。
大きな石垣のそばに約70本の紅白の梅が咲き誇っている景色をぜひ動画でもご覧ください。