東京都墨田区文花に鎮座する小村井香取神社では、冬になると梅が花を咲かせはじめます。
境内の一画には、江戸時代にあった梅の名所「小村井梅屋敷梅園」が再現された「香梅園」があり、現在は東京の梅の穴場名所的な場所となっています。
このページでは、85種類・120本の梅の木が咲き誇る様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期についてもご紹介していきます。
目次
小村井香取神社の香梅園の梅の見頃
香梅園の梅の見頃は、例年2月下旬から3月上旬頃となっています。
今年も同じ時期が予想されます。
香梅園梅まつり
梅の見頃に合わせて境内では、梅まつりが開催されます。
梅まつりでは、琴や尺八の演奏、抹茶甘酒などの販売が予定されています。
詳しい日程やイベント情報については、公式ページでご確認ください。
小村井香取神社へのアクセス方法や基本情報、御朱印などについては、別のページに詳しく掲載していますので、気になる方はこちらをご覧ください。
香梅園とは
小村井村の名主である小山孫左衛門の家の梅園で、当時は「梅屋敷」とも呼ばれていたそうです。
香取神社の東側に3300坪の広さをもち、江戸時代には毎年、梅が見頃を迎えることには将軍家の御成りがあるほどで、「御成り梅」と言われた梅の木もあったそうです。
安藤広重の浮世絵にも描かれるほどで、梅の名所として有名でした。
しかし、明治四十三年(1910)の大洪水によって枯れてしまい廃園となりました。
それでも平成六年(1994)に、小村井香取神社の境内の一画に「小村井梅屋敷梅園」を再現し、85種類、120本の梅の木が植栽されています。
香梅園の梅の写真
香梅園は、けっして大きくないのですが、ところ狭しと梅が植えられているので、その華やかさに中に入ると圧倒されてしまいます。
梅の木には、梅の種類がわかるように名札が付けられていました。
紅梅。
小村井香取神社の鳥居横にも紅白の梅が咲いていました。
【動画】香梅園の梅の様子
香梅園の梅の様子を動画にもしてみました。
短い時間ですぐに見ることができるので、よかったらこちらもご覧ください。
すぐ近くでは、亀戸天神社の梅まつりも行われていますので、一緒に見に行かれてみてはいかがでしょうか。