上野の「東叡山 寛永寺」根本中堂へ御朱印を頂きに行ってきました。
境内の様子を写真でお伝えするとともに、ご利益やアクセス方法などについてもご紹介していきます。
目次
寛永寺の御朱印
こちらが寛永寺の御朱印になります。
御朱印は根本中堂内の札場でいただくことができます。
寛永寺の御朱印帳
私が行ったときには御朱印帳は全部で2種類(紺・薄緑)ありました。
葵の紋が描かれたシンプルな御朱印帳です。(1,000円)
私は薄緑の御朱印帳にしました。
御朱印帳には、栞のようなこちらも挟んでありました。
寛永寺のご利益
不忍池弁天堂
不忍池弁天堂では、「芸能」や「福徳」「金運」「商売繁盛」「縁結び」「学業」「芸術」などのご利益も授けていただけるといわれています。
清水観音堂
清水観音堂では、「安産」「子育て」のご利益を授けていただけるといわれています。
上野大仏とパゴダ
上野大仏には「受験合格」、パゴダには「当病平癒」のご利益があるといわれています。
上野・輪王寺
上野・輪王寺は、「長寿」「知恵」「厄除け」「安産」「子授け」のご利益を授けていただけるといわれています。
寛永寺へのアクセス(行き方)
電車
- JR鴬谷駅から歩いて約10分
地図
- 住所:東京都台東区上野桜木1丁目14−11
鶯谷駅から寛永寺までの道のり
実際に鶯谷駅から寛永寺まで歩いてきましたので、その道のりを写真と共にご紹介していきます。
鶯谷駅の南口を出ます。
南口の改札口を出るとタクシー乗り場があります。
タクシー乗り場を通り過ぎ、大きな道に出たら右に曲がります。
観光案内図が立っていました。
上野公園と国立西洋美術館までは480メートルのようです。
道なりに沿って右に曲がります。
あとはこの道を真っすぐ歩いて行きます。
徳川家綱霊廟勅額門
徳川家綱の霊廟の一部は明治維新後に解体されたり、第二次世界大戦で焼失してしまいましたが、この勅額門と水盤舎は、その霊所と共に、これらの災いを免れた貴重な遺構です。
勅額門の形式は四脚門、切妻造、前後軒唐破風付、銅瓦葺。
なお、このうち水盤舎は延宝八年(1680)に徳川家綱のために造立されたものであるが、この勅額門は昭和三十二年(1957)の改修時に発見された墨書銘によって、もと家光の上野霊廟の勅額門であったものを転用したものと考えられる。
徳川の家紋である葵の紋が付けられた門がとても印象的で目を引きました。
徳川綱吉霊廟勅額門
徳川綱吉の霊廟は宝永六年(1709)の11月に竣工し、歴代将軍の霊廟を通じてみてももっとも整ったものの一つでした。
その後、一部は明治維新後に解体されたり、第二次世界大戦で焼失してしまい現在残されている勅額門と水盤舎は、その霊廟と共にこれら災を免れた貴重な遺構です。
寛永寺第三霊園の入り口に到着しました。
鶯谷駅を出発して寛永寺第三霊園の入口に到着したときの所要時間は8分でした。
万歩計は681歩で、距離は530メートルとなりました。
寛永寺の境内
寛永寺第三霊園の入口から根本中堂へ行くことができます。
本堂前には立派な青銅の灯籠が立っていました。
根本中堂
寛永寺は、寛永二年(1625)に天海僧正によって創建されました。
比叡山にならって江戸城の鬼門となる上野忍ヶ岡に、徳川幕府の安泰と江戸城鎮護のために建てられたものです。
慶応四年(1868)の彰義隊の上野戦争によって、本坊、中堂、阿弥陀堂、東叡山三十六坊などほとんどが焼失し、寛永寺領も明治政府によって接収されてしまいました。
しかし明治四年(1871)に寛永寺の復興の許可が下り、川越の喜多院の本地堂を旧寛永寺子院大慈院跡に移設し、寛永寺の本堂として発足したのが、現在の寛永寺になります。
鐘楼
旧本坊表門・根本中堂 鬼瓦
この鬼瓦は、現在「黒門」の通称で親しまれている寛永寺旧本坊表門に据えられていたものです。
慈海僧正墓
尾形乾山墓碑・乾山深省蹟
尾形乾山は、尾形光琳の実弟で陶芸家として知られ、寛永寺の輪王寺宮公寛親王の庇護を受け、入谷に窯を築き制作に励んでいました。
入谷時代の作品は「入谷乾山」と呼ばれ、珍重されています。
了翁禅師塔碑
了翁は、出羽国雄勝群の生まれで14歳にして一切経の経堂建立を志し、諸国行脚をしていくうちに万病に効く霊薬の製法を会得し、「錦袋円」と名付けて上野池之端仲町にお店を開きました。
そのお店が大繁盛し黄金3000両の利益をあげ、そのお金で江戸大火の羅災者を救済したうえ、不忍池の中の島近くに島を作り念願の経堂を作りました。
天和二年(1682)には寛永寺境内に勧学領を建造しました。
本碑は、了翁禅師の業績を刻んだ顕彰碑で、生前に作られたものだそうです。
虫塚
虫塚は伊勢長嶋藩主、増山雪舟が写生図鑑である「虫豸帖」(ちゅうちじょう)の作画に使った虫類の霊を慰めるため、雪舟の遺志によって文政四年(1821)に建てられたものです。
正門はこちらになります。