諏訪大社4社巡りを徒歩と電車を利用して1日で回ってきました。
万歩計をつけて歩いてきましたので、実際に掛かった所要時間と距離などについてもご紹介していきます。
目次
諏訪大社4社巡りの順番(回り方)
諏訪大社は、上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮と二社四宮からなる神社です。
4社巡りをするときの順番(回り方)は、特に決まっていないので、好きな順番で回ってよいようです。
<今回のコース>
下諏訪駅 → <諏訪大社下社春宮> → <諏訪大社下社秋宮> → 下諏訪駅 → 茅野駅 → <諏訪大社前宮> → <諏訪大社本宮> → 茅野駅
下諏訪の地図
下諏訪を歩くときに観光情報「おいでなしてしもすわ」が運営しているホームページに載っている地図がとても便利だったので、行かれる前に印刷されることをおすすめします。
下諏訪駅から諏訪大社下社春宮まで徒歩
下諏訪駅
9時13分に下諏訪駅をスタートして、まずは諏訪大社下社春宮を目指して歩いて行くことにしました。
東京から諏訪への行き方については、別のページに詳しく載せていますので、気になる方はこちらをご覧ください。
改札口を出たら、北へまっすぐ伸びているオルゴール通りがあるので、その道を歩いて行きます。
駅前に建っていた御柱は、平成十年(1998)の長野冬季オリンピック開会式に「聖なる空間」の創造にと「建て御柱」が行われたときのものだそうです。
オルゴール通り商店街の中を進んでいきます。
朝早かったので、ほとんどのお店は閉まっていましたが、のんびりとした雰囲気の商店街でした。
国道20号線の下諏訪駅前交差点まで来たら、左に曲がります。
途中、道が二手に分かれますが、どちらの道を進んでも特に問題はありません。
今回は、史跡がある左の道を歩いて行くことにしました。
中山道という小さな看板が掲げられていました。
相楽塚(魁塚)
明治維新の魁となった赤報隊長の相楽総三以下幹部八士が祀られています。
慶応四年(1868)の正月に官軍の先鋒として新政府になれば年貢半減になるなどを掲げて江戸に攻め入ったのですが、新政府は財政的に年貢を半減にすることはできないと知ると、赤報隊がデマを触れ回ったとして捕らえて処刑してしまいました。
その後、相楽総三らの名誉回復が成され、処刑場所に建てられたのがこの相楽塚(魁塚)なんだそうです。
大通りまで来たら右に曲がります。
大通りを渡ったところに大灯籠が建っていました。
春宮の大灯籠
江戸時代の文政十二年(1829)に建立されたものだそうです。
この灯籠から春宮、秋宮を結ぶ中山道を一辺とした三角形を「三角八町」と呼びます。
前方に春宮大門が見えてきます。
春宮大門
春宮大門は、明治二十五年(1892)に建立されたものです。
この大門から春宮へと続く一直線の道が大門通りと呼ばれています。
大門通りを進んでいきます。
矢木神社
ご祭神は、諏訪明神のお子神である八杵命。
信濃国の開拓に功績のあった十三柱の一人。
力石
昭和初期まで若者の力比べに使われていた力石が置かれていました。
下馬橋
諏訪大社下社で最古の木造建造物といわれる下馬橋が道の真ん中に建っていました。
1年に2回、「遷座祭」と「お舟祭」のときに、御霊代を運ぶ神輿がここを通るそうです。
前方に春宮が見えてきました。
諏訪大社下社春宮
諏訪大社下社春宮に到着しました。
万歩計で測った下諏訪駅から春宮までの所要時間と距離
下諏訪駅を9時13分に出発して、諏訪大社下社春宮に到着したときには9時35分になっていました。
なので所要時間は、22分。
万歩計は2059歩で、距離は1.6kmとなりました。
諏訪大社下社春宮から秋宮まで徒歩
春宮の滞在時間は32分。
10時7分に春宮を出発して、次は秋宮を目指して歩いて行きます。
春宮の大鳥居を出たら左に歩いて行きます。
春宮前に立っている看板を見ると春宮から秋宮までの距離は1.2kmです。
ゆるやかな坂を上がっていきます。
坂を上がったところからの景色が最高によかったです。
遠くに諏訪湖が見えました。
坂を下っていきます。
慈雲寺と竜の口
坂を下ったところに慈雲寺が建っていました。
今回は、諏訪大社4社巡りなので残念ながら寄らなかったのですが、矢除石などが境内にはあるようです。
慈雲禅寺の入口には、江戸時代中期に作られたという竜の口があります。
かなり迫力のある竜でした。
慈雲禅寺には寄らず、そのまま歩いて行きます。
中山道の看板が掛けられていました。
伏見屋邸
伏見屋邸は江戸時代の元治元年(1864)に建築されたと推定される木造二階建ての旧商家です。
中には無料で入ることができます。
伏見屋邸の中は、こんな感じでした。
ステキな街並みの中を進んでいきます。
御作田社
御作田社は、諏訪大社の末社。
下社の御作田祭は、毎年6月30日にこの境内で行われるそうです。
御作田祭に植えられた稲は、一か月後の8月1日には、諏訪大神の神供として奉げられたと伝えられ御作田の早稲として諏訪七不思議の一つにあげられています。
フィンランド・ミッション宣教発祥の地
歩いているとこの場所には似つかわしくない石碑が建っていました。
明治三十八年(1905)の7月にフィンランドの女性宣教師エステリ・クルヴィネンとシィーリ・ウーシィタロの二人による日本伝道がこの地より始められたそうです。
中山道 下諏訪宿 番屋跡碑
この道は、歩けば歩くほど史跡に出会えるいった感じでした。
湯田坂には、多くの旅館が立ち並んでいました。
旦過の湯
旦過の湯は、鎌倉時代に慈雲寺に来た修行僧のために建てられた旦過寮(旦に過ぎ夕に宿す)が始まりとされている、歴史ある公衆浴場です。
温泉の効能は、傷や吹き出物にも良く効くといわれ元治元年(1864)の和田嶺合戦のときに負傷した武士がこの温泉に入ると気づの治りが極めて速かったといいます。
本陣 岩波家
江戸時代、参勤交代たちが泊まった本陣。
文久元年(1861)の11月には関東へ御降嫁の和宮さまのお泊所になったそうです。
美しい回遊式庭園では、四季折々の花を楽しむことができます。(入館料:大人500円、子供300円)
諏訪大社下社秋宮
諏訪大社下社秋宮に到着しました。
万歩計で測った諏訪大社下社春宮から秋宮までの所要時間と距離
春宮を10時7分に出発して、秋宮に到着したときには10時27分になっていました。
なので、所要時間は20分。
万歩計は1709歩で、距離は1.33kmとなりました。
諏訪大社下社秋宮から下諏訪駅まで徒歩
諏訪大社下社秋宮での滞在時間は24分。
次は、秋宮から下諏訪駅へと歩いて行くために秋宮を10時53分にスタートしました。
目の前の大社通りを進んでいきます。
すわのね
日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」の横を通り過ぎます。
日本唯一のオルゴールメーカーが運営している博物館で、世界のアンティークオルゴールなどが展示されています。
国道から秋宮へ続く坂道は八幡坂というそうです。
門前ひろば食祭館
坂を下ったところに「門前ひろば食祭館」があります。
下諏訪観光の情報発信スポットで、地元の食材を使ったグルメやお土産を購入することができます。
大社通り交差点を通り過ぎます。
下諏訪駅前交差点に戻ってきました。
ここを左に曲がります。
下諏訪駅に戻ってきました。
万歩計で測った諏訪大社下社秋宮から下諏訪駅までの所要時間と距離
諏訪大社下社秋宮を10時53分に出発して、下諏訪駅に到着したときには11時5分になっていたので、所要時間は12分。
万歩計は1070歩で、距離は830mとなりました。
下諏訪駅から茅野駅まで電車
次は、下諏訪駅から茅野駅へと向かいます。
さすがに茅野駅まで歩いて行くのはできないので、ここで電車を利用します。
11時21分の電車に乗りました。
11時43分に茅野駅に到着しました。(上諏訪駅で10分待ち)
黒耀石
黒耀石は、旧石器時代から縄文時代まで槍や矢尻などの狩猟道具などに利用されていました。
昭和三十年頃、地元笹原の両角重幸氏が八ヶ岳冷山から黒耀石の巨石を運び出し地元の小学生に寄贈し、その一つが茅野駅に展示されています。
改札口を出ます。
けっこう立派な駅前でした。
姥塚古墳
駅から西口に出たところに建っていた姥塚古墳の石碑。
姥塚古墳は、八世紀末頃の水田の中にあった円墳でしたが、明治三十八年(1905)11月に、中央東線の開道により、取り崩されてしまったそうです。
茅野駅でランチ
そば処茶屋
ちょうどお昼だったので、茅野駅前にあったそば処茶屋で昼食をとることにしました。
鴨汁せいろを注文しました。
美味しかったです。
茅野駅から諏訪大社上社前宮まで徒歩
お昼を食べ終えて、12時10分に茅野駅をスタートして諏訪大社上社前宮を目指して歩いて行きます。
駅前に建っているショッピングタウンのBELVIA(ベルビア)の中を抜けます。
茅野駅前交差点のところに出ると諏訪大社の大鳥居が建っています。
大鳥居をくぐったら、右に歩いて行きます。
坂を下ります。
道なりに歩いて行き、横内清流小路まで来たら右に曲がります。
近くに地図があり、達屋酢蔵神社方面へと向かいます。
達屋酢蔵神社
達屋酢蔵神社を通り過ぎます。
横内交差点まで来ました。
そのまま信号を渡ってまっすぐ進んでいきます。
諏訪大社本宮と前宮までの道案内の看板が立っていました。
横内下河原交差点まで来たら、右に曲がります。
右に曲がって次の曲がり角を左に行きます。
台風が通った次の日に歩いたので、景色はどこを見渡してもとても素晴らしかったです。
神橋交差点を通り過ぎます。
神橋を渡ります。
神橋からは、上川を眺めることができます。
国道20号線と中央自動車道の下を通ります。
トンネルの中を歩いて行きます。
トンネルを出て少し歩いたところに宮川新井交差点があります。
ここまで来たら左に曲がり国道152号線沿いを歩いて行きます。
宮川新井交差点まで来たときに時間を見てみると12時36分になっていました。
なので、茅野駅からここまでの所要時間は26分。
万歩計は2524歩で、距離は1.96kmとなっていました。
夏の暑さでけっこうへばってきていましたが、前宮を目指して歩いて行きます。
道路沿いにピンクの百日紅が美しく咲いていて、元気をもらうことができました。
姫宮橋を渡ります。
高部東交差点まできたら、左に曲がります。
高部東交差点を左に行くと前宮、右に行くと本宮と書かれた看板が立っていました。
前宮を目指して国道を歩いて行きます。
諏訪大社上社前宮
諏訪大社上社前宮に到着しました。
万歩計で測った茅野駅から諏訪大社上社前宮までの所要時間と距離
茅野駅を12時10分に出発して前宮の鳥居前に到着したときの時間が12時44分だったので、所要時間は34分。
万歩計は3321歩で、距離は2.59kmとなりました。
ちなみに前宮の本殿が建っているところは、鳥居からけっこう歩きました。
本殿までの距離を万歩計でみてみると、3865歩で距離は3.01kmとなりました。
諏訪大社上社前宮から本宮まで徒歩
いよいよ最後の本宮を目指して歩いて行きます。
前宮の社務所前の道を13時10分にスタートしました。
子安神社
子安神社の横を通り過ぎます。
細い道を進んでいきます。
国道152号線に出てきたら、左に曲がります。
高部東交差点まで戻ってきました。
看板の矢印に従って本宮を目指します。
高部公民館の横を通り過ぎます。
神長官守矢史料館
守矢史料館は、鎌倉時代から守矢家で伝えてきた守矢文書を保管・公開する史料館です。
茅野市から諏訪市へと入っていきます。
西沢川橋を渡ります。
旧杖突峠入口道標
「従是北 高島 一里二十丁」、「東 金沢宿 二里二丁」、「南 御堂垣外宿 二里二十丁」と刻まれています。
分かれ道を左に行きます。
本宮まで350mのところまで来ました。
次の分かれ道も左です。
北斗神社
御祭神は、天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)。
200段の階段を上がると最上部にお社が2つあり、諏訪市全体を見渡すことができる景色を眺めることができるそうです。
本殿は、文政八年(1825)に白鳥弥四郎が手掛けたもので、見事な彫刻が施されています。
寿命の神様なんだそうです。
200段の階段をあがる元気がなかったので、今回は北斗神社の前を通り過ぎて先を急ぎました。
若宮八幡社
若宮八幡社の横を通り過ぎます。
神社に近づくにつれお店が立ち並ぶ賑やかな景色になってきます。
諏訪大社上社本宮
諏訪大社上社本宮に到着しました。
万歩計で測った諏訪大社上社前宮から本宮までの所要時間と距離
13時10分に前宮をスタートして、本宮に到着したときには13時32分になっていました。
なので所要時間は22分。
万歩計は2230歩で、距離は1.73kmとなりました。
万歩計で測った諏訪大社4社巡りの所要時間と距離
下諏訪駅 → 諏訪大社下社春宮
駅・神社名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
下諏訪駅 | 9時13分 | - | - | - |
諏訪大社下社春宮 | 9時35分 | 22分 | 2,059歩 | 1.60km |
春宮(滞在時間) | 10時7分 | 32分 |
諏訪大社下社春宮 → 諏訪大社下社秋宮
駅・神社名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
諏訪大社下社春宮 | 10時7分 | - | - | - |
諏訪大社下社秋宮 | 10時27分 | 20分 | 1,709歩 | 1.33km |
秋宮(滞在時間) | 10時53分 | 26分 |
諏訪大社下社秋宮 → 下諏訪駅
駅・神社名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
諏訪大社下社秋宮 | 10時53分 | - | - | - |
下諏訪駅 | 11時5分 | 12分 | 1,070歩 | 0.83km |
11時21分に下諏訪駅から電車に乗って茅野駅に11時43分に到着。(上諏訪で10分待ち)
茅野駅でランチに27分。
茅野駅 → 諏訪大社上社前宮
駅・神社名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
茅野駅 | 12時10分 | - | - | - |
諏訪大社上社前宮 | 12時44分 | 34分 | 3,321歩 | 2.59km |
前宮(滞在時間) | 13時10分 | 26分 |
諏訪大社上社前宮 → 諏訪大社上社本宮
駅・神社名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
諏訪大社上社前宮 | 13時10分 | - | - | - |
諏訪大社上社本宮 | 13時32分 | 22分 | 2,230歩 | 1.73km |
電車を1本利用しましたが、それ以外はすべて徒歩で諏訪大社4社巡りをすることができました。
歩いてみた感想として、諏訪大社下社の春宮と秋宮は比較的らくに巡ることができますが、上社は駅からの距離もあったため少し大変でした。
それでも、車やバス、タクシーを利用しないで歩いたことで、様々な史跡もいっしょに見ながら歩くことができたので、とてもよかったです。
徒歩だけで回りたくない人は、下社周辺はレンタサイクルもあるので、それを利用すれば快適に巡ることができると思います。
上社は、バスの本数も少ないので、車で行かない人はタクシーを利用する人が多いようです。
レンタサイクルも調べましたが、私が調べた限りでは「茅野市ちのステーションホテル」だけ扱っていました。
ただそこも、私が行ったときは都合により休止になっていたため、残念ながら自転車を利用することができませんでした。
茅野駅前ちの旅案内所で「レンタサイクル」を利用できるようになったようです。
「茅野市ちのステーションホテル」でもレンタサイクルのサービスがありますので、自転車で行かれるのもおすすめです。
4社すべてを巡ると記念品も頂けるので、ご自身の都合に合わせた方法で巡ってみてください。
素晴らしい記事をありがとうございます!
明日、諏訪大社を歩いて巡ろうと思っており、調べていたところこちらの記事にたどり着きました。
歩いていけるみたいだけど、実際どうなんだろう…と不安だったのですが、明日が楽しみになりました!
他の記事も読ませていただきます。
これからもぜひ素晴らしい旅行を続けて下さい。
旅行大好き様
素敵なコメントを頂き誠にありがとうございます。
私のブログが少しでもお役に立てたと思うと、とてもうれしいです。
歩いてみると、色々な発見があるので諏訪大社4社巡りは、私の中でも素敵な旅の記憶になっています。
旅行大好き様の旅も素敵な時間になることを願っています。
お身体に気をつけて諏訪大社4社巡り頑張ってください。