今回は、神奈川県が誇る名山、大山に登山をしてきました。
昔から山岳信仰の聖地として多くの人々から親しまれてきた大山は、自然のエネルギーに満ちた場所で、パワースポットと呼ばれる場所も数多くあります。
また、麓のこま参道では、大山豆腐を食べることができたり、お土産などの販売していてにぎやかですし、ケーブルカーを使って阿夫利神社の下社まで行くことができるので、初心者から上級者まで楽しむことができる登山コースになっています。
目次
丹沢・大山の地図と所要時間
地図
登山道はしっかりと整備されているので、あまり道に迷うという心配はないと思いますが、それでも初心者の方はしっかりと地図を購入していかれることをおすすめします。
また、ネットで調べてみたところ、大山観光電鉄のホームページに掲載されている地図は、大きな目安として道の確認するのに役立つと思います。
所要時間
ケーブルカーを利用して、阿夫利神社の下社まで行き、そこから山頂まで目指す場合の所要時間は約90分です。
丹沢・大山のケーブルカーの料金
大山ケーブルカーで、終点の阿夫利神社までの料金は、通常期と繁盛期などで値段が変わります。
※料金は変更になっている可能性があるので、ご注意ください。
丹沢・大山の登山スタート
今回は伊勢原駅からバスで麓まで行き、そこからケーブルカーを利用して阿夫利神社の下社、本坂から山頂まで行き、見晴らし台を通って阿夫利神社の下社まで戻ってくるコースにしました。
伊勢原駅の北口からでます。
北口を出て右手に建っている鳥居は、大山阿夫利神社一の鳥居です。
バス停は北口を出た目の前にあり、「大山ケーブルバスのりば」という看板があるので、すぐにわかります。
4番のバス停で待ちます。
伊勢原駅北口から大山ケーブルのバス停までは、約25~30分で到着します。
大山ケーブルのバス停に到着したのが、11時05分。
ここから計測をスタートです。
ケーブルカー乗り場を目指して歩いて行きます。
こま参道
こま参道を歩いて行けば、大山ケーブル駅に到着します。
こま参道には、大山伝統のお土産なども販売しているので、見ているだけでも楽しいです。
「大山こま」をデザインしたタイルが道に敷かれていて、数を数えながら歩いて行いきましょうという説明版が立てられていました。
こま参道は思っていた以上に長いです。
橋を渡ります。
大山ケーブル駅
大山ケーブル駅に到着しました。
ケーブルカーは朝9時から20分間隔で走っています。
駅に着いたらちょうど出発だったので、駆け足で乗り込みました。
ケーブルカーからの眺めです。
終点の阿夫利神社駅に到着しました。所要時間6分なのでアッという間です。
阿夫利神社駅からの景色も最高に素晴らしかったです。
大山阿夫利神社
阿夫利神社の下社へ向かいます。
登山の無事を願って先を目指します。
登山口は、拝殿向かって左側にあります。
入山祓所
登山口の前に建てられていたのが、入山祓所です。
登山される方は、ここでお祓いをして安全のお守りを授けていただいて登るようです。
100円。
登拝門
いよいよ登山開始です。
登拝門は、本社へ登拝するための正門になります。
中に入ると、いきなり急な階段が続きます。
いきなりきつい階段登りがはじまるので、けっこう大変です。
息を切らして階段を登り切りました。
前半は石を積んだ参道が続きます。
迫力と歴史を感じさせてくれる大木があちらこちらにあります。
写真を撮り損ねてしまったのですが、8丁目には樹齢600年ともいわれる「夫婦杉」があります。
足元があまりよくないので、転ばないよう気をつけてください。
天狗の鼻突岩
15丁目を過ぎたところにあるのが「天狗の鼻突岩」です。
天狗が鼻をついてあけたといわれる穴が特徴です。
十六丁目追分の碑
1716年にはじめて建てられたこの碑は、江戸時代の大山信仰の深さを物語っているものになります。
「天狗の鼻突岩」といい写真が逆光で、わかり辛くて申し訳ないです。
ところどころで、ベンチがあり休憩することができます。
岩場が続きます。
前方が開けてきました。
富士見台
二十丁目にある富士見台に到着しました。
大山の山頂からはしっかりと富士山を見ることができないので、ここでしっかりと富士山を拝んでおいた方がいいです。
富士見台からちょっと歩いたところにいらっしゃったお地蔵様です。
どんどん歩いて行きます。
頂上まであと10分のところまで来ました。
「ガンバレ」と小さい字で書かれていますが、こんな小さな字でもちょっと元気をもらえます。
鳥居が見えてきました。
ひとつ目の鳥居をくぐります。
2つ目の鳥居です。
2つ目の鳥居をくぐると山頂に到着です。
鳥居の左下には、「大山口登山道二十八丁目」という石碑が建てられていました。
鳥居をくぐり中に入っていきます。
大山山頂からの景色
標高1251.7メートルの大山山頂に到着しました!
山頂にはすでにたくさんの人たちが来て休んでいました。
どこを見渡しても最高の景色です。
大山阿夫利神社の上社
大山阿夫利神社の上社にお参りしに行きます。
「大山々頂奥の院」と書かれています。
景色も堪能したので、「不動尻見晴台」方面から下山します。
整備された階段を下っていきます。
「大山の肩」を通り過ぎます。
「不動尻分岐」のところで、距離と時間を測っていないことに気づきました。
しまった~!
大山山頂近くの不動尻分岐までの所要時間と距離
山頂で距離と時間を測るのを忘れてしまったため、不動尻分岐で測ることにしました。
大山ケーブルのバス停を出発したのが11時05分で、山頂まで行き下山して不動尻分岐まで来たときには、13時16分になっていました。
なので所要時間は2時間11分。
万歩計は、7694歩で5.53kmとなりました。
見晴台目指して下っていきます。
途中、チェーンがかかっている場所もあり、足元を注意したほうがいいところもありました。
見晴台
見晴台に到着しました。
見晴台の標高は769.2メートルなので、景色も山頂に負けず劣らず素敵でした。
見晴台にはベンチがたくさん用意してありました。
見晴台までの所要時間と距離
見晴台に到着したときには、13時55分となっていました。
なので、大山ケーブルのバス停からの所要時間は2時間50分。
万歩計は11030歩の7.94kmとなりました。
見晴台から大山山頂までは2.25km、日向薬師までが4.2km。
これから向かう大山下社までは、1.4kmとなります。
モミの原生林の中を進んでいきます。
落石を防ぐためのネットが張られている場所もありますが、この周辺は落石に気をつけてください。
途中階段があったので、上がってみました。
階段を上がると立派な杉の木が立っていました。
歩いて行くと、前方に滝が見えてきました。
二重社
二重社は阿夫利神社の摂社だそうです。
迫力のある見事な青銅の龍がいます。
二重の瀧
二重社の横にあるのが二段に流れ下っている「二重の瀧」です。
江戸時代には、大工・鳶・左官職等の代表者が、正月に「二重の瀧」に数日間打たれて心身を清めてから、その年の賃金を決議したのだそうです。
山道は整備されているので、歩きやすかったです。
大新稲荷神社
大新稲荷神社です。
大新稲荷神社を通り過ぎ、階段が見えたら上がっていきます。
「おつかれさまでした」と書かれた大山阿夫利神社下社の看板が見えたら、到着です。
大山阿夫利神社の下社まで戻ってきました。
大山阿夫利神社の下社までの所要時間と距離
大山阿夫利神社に戻ってきたときには、14時20分になっていました。
なので、大山ケーブルのバス停からの所要時間は3時間15分。
万歩計は13104歩の9.43kmとなりました。
大山きのこカレーライス
お腹が空いたので、大山阿夫利神社の下社周辺にあるお店でご飯を食べることにしました。
参集殿洗心閣というところが、キレイな建物で素敵だったのでちょっとメニューを見てみることにしました。
目に飛び込んできたのは、この大山きのこカレーライスの写真が貼られた看板。
登山した思いでの食事にピッタリだと思ったので、ここで食べることにしました。
こちらが大山きのこカレーです。
とっても美味しかったです。
お腹も満たされたので、ケーブルカーに乗って帰ろうと思います。
忘れずに持っていた往復乗車券です。
無くさないように注意してください。
今度は、ケーブルカーを使わずに登ってみたいなと思いながら、乗り込みます。
行きはこま参道のお店も開いていないところがあったのですが、帰りはどこも開いていて賑やかでした。
バス停に到着しました。
丹沢・大山を登山した所要時間と距離
大山ケーブルのバス停を11時5分に出発して戻ってきたときには、14時55分になっていました。
なので、丹沢・大山を登山した所要時間は、3時間50分となりました。
万歩計は14685歩の10.57km。
日本三百名山のひとつ丹沢の大山を登山してきましたが、こま参道や阿夫利神社、二重の瀧など絶景ポイントだけでない見所がたくさんあり楽しめました。
ケーブルカーがあり、そこから山頂までは90分程度なので、初心者の方も登れますが、それでも最低限の装備は必要だと感じました。
富士山が見えたり、山頂からは関東平野や海を一望することができるので、登ったときの爽快感は最高です。
近くには温泉もあるので、1泊して登ってみるのもいいのではないでしょうか。
大山寺と阿夫利神社の紅葉
大山寺と阿夫利神社の紅葉については、別のページで詳しく載せていますので、気になる方はコチラをご覧ください。