不老園は、山梨県を代表する梅の名所です。
明治三十年に開園した歴史ある梅園で、園内には30種類・約2000本の梅の木などが植えられています。
このページでは、総面積約5万平方メートルにおよぶ広大な敷地に造りだされた美しい庭園に咲く紅白の梅の様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の開花状況、アクセス方法や駐車場などの情報と共にご紹介していきます。
目次
山梨の梅園 不老園の見頃
不老園は、春季と秋季限定の開園となっていて、梅が見頃を迎える春季の開園は2月1日から3月下旬までとなっています。
梅の見頃は、例年2月下旬から3月中旬頃です。
山梨の梅園 不老園の現在の開花状況
現在の梅の開花状況については、不老園の公式ページで確認することができます。
山梨の梅園 不老園へのアクセス方法(行き方)
電車(最寄り駅)
- JR中央本線の「酒折駅」から徒歩7分
駐車場
- 無料の駐車場あり
- 大型バス:5台
- 普通車:50台(日曜・祝日 100台)
地図
- 山梨県甲府市酒折3丁目4-3
酒折駅から不老園までの道のり
私は実際に酒折駅から歩いて不老園まで行ってきましたので、その道のりを写真と共にご紹介していきます。
改札口は、ひとつしかないので、出口を間違えることはありません。
改札口を出たら、右に歩いて行きます。
不老園は、線路を挟んで出口の反対側にあるので、この階段を下って移ります。
酒折駅南北自由通路というそうです。
地上へ出てきたら、左に歩いて行きます。
ここの分かれ道に来たら、右に曲がります。
梅の名所「不老園」への道案内が壁に貼られているので、その案内に従って歩いてださい。
酒折宮の横を通り過ぎます。
酒折の宮は、古代、日本武尊が東国の蝦夷を征伐して帰路につくときに立ち寄った場所として有名なんだそうです。
日本武尊が、酒折宮に着いたときに、「新治、筑波を過ぎて、幾夜か寝つる」と歌われたそうです。
そのとき、そばにいた御火焼の翁(みひたきのおきな)がそれを受けて「かがなべて、夜には九夜、日には十日を」と歌いあげました。
この話は、「古事記」や「日本書紀」に書かれていて、後に連歌の発祥の地として全国に知られるようになったそうです。
山梨学院高等学校の横を通り過ぎます。
坂を上がって行きます。
不老園に到着しました。
酒折駅から不老園まで、万歩計で測ってみると所要時間は5分。
歩数は558歩で、距離は380メートルとなりました。
山梨の梅園 不老園の入園料と開園時間
入園料
- 大人(中学生以上):500円
- 子供(小学生のみ):200円
開園時間
- 午前9時から午後5時まで(入場は午後4時まで)
山梨の梅園 不老園の見どころ
①梅の景色
なんといっても一番の見どころは、山梨県を代表する梅の名所といわれる景色です。
不老園のいわれは中国の故事に「不老の門を入り奇岩名木の間逍遥して長生の庵に至る」にならって入口に大門を建て梅園を不老園と称したことだそうです。
また、池を逍遥の池、池畔の庵を長生閣と呼んで観梅の客を招いたことで、甲斐路の梅の名所として有名になりました。
山を切り崩した場所に造られているので、景色が素晴らしいです。
②ロウバイ
梅と共に黄色いロウバイの景色も楽しむことができます。
園内は、ロウバイと梅の香りで包まれていました。
③富士山と梅の景色
不老園では、景色が良ければ富士山と梅の景色を楽しむことができます。
私が訪れたときは晴天で富士山も見えたのですが、逆光になっていたのでイマイチでした。
ちなみに午前中だったので、富士山の景色を見に行くのであれば時間帯も意識したほうがいいかもしれません。
④南アルプスの景色
富士山だけでなく、南アルプスの山々の景色も楽しむことができます。
不老園の南に富士山、西に南アルプスの山々を望むことができます。
⑤長生閣
長生閣は、大正七年(1918)に建てられたもので、軒下の七間もある一本物の縁桁や軒天井の造りなど、当時の大工の粋な技術が隋所に見ることができます。
コーヒーや紅茶、抹茶や甘酒など販売していて、長生閣の建物内の見学することができます。
⑥梅天神
園内には「北野天満宮」より分霊された梅天神が建っています。
⑦フォトコンテスト入賞作品展
長生閣の隣に建つ展示場では、フォトコンテスト入賞作品展が行われていました。
中に入ると不老園の景色を撮影した入賞作品の数々が展示されています。
⑧出店・みやげ物店
園内では、食べ物やお土産物店が充実していました。
地元の果物などの販売も行われていました。
⑨梅盆栽即売会
梅盆栽即売会も行われています。
中に入ると立派な梅の盆栽が置かれていました。
【動画】山梨の梅園 不老園の景色
山梨の梅園 不老園の景色を動画にしました。
30種類・約2000本の紅白の梅が咲き誇る景色をぜひ動画でもご覧ください。