羊山公園で芝桜を見たら、その後に歩いてみたいと思っていたのが、琴平丘陵ハイキングコースです。
秩父の芝桜は有名で、見頃の4月下旬から5月上旬にかけて、たくさんの人たちで賑わいますが、実は、その陰で琴平丘陵ハイキングコースでは、ヤマツツジが見頃を迎えているのです。
そんな芝桜の陰に隠れてしまったちょっぴり可哀そうなヤマツツジを見に行きたかったので歩いてきました。
目次
琴平丘陵のツツジの見頃はいつか
琴平丘陵では、4月上旬から中旬にかけて「ヤマザクラ」と「ミツバツツジ」が見頃を迎え、4月下旬に「ヤマツツジ」が見頃を迎えます。
琴平丘陵ハイキングコースの地図(マップ)
琴平丘陵ハイキングコースの地図(マップ)は、西武鉄道が運営しているホームページに掲載しているものが見やすくて便利です。
琴平丘陵ハイキングコースの所要時間と距離
<今回のコース>
<羊山公園>→<岩井堂>→<護国観音>→<大渕寺>→<影森駅>
西武鉄道が掲載している地図によると所要時間は、羊山公園から影森駅までが約2時間25分。
距離は、約5.9kmとなっています。
私が、実際に歩いた距離と所要時間も最後に記載していますのが、そちらもよかったら参考にしてみてください。
琴平丘陵ハイキングコースを歩いた記録
琴平丘陵ハイキングコースは、秩父の町を縁取るような形で連なっている小さな山稜です。
上がったり、下ったりと起伏に富んだコースの中には、岩井堂や護国観音などの史跡があります。
また、岩井堂は秩父三十四観音巡りの札所26番の本来の観音堂なので、札所26番から札所27番へ御朱印を頂くために琴平丘陵ハイキングコースを歩いているお遍路さんもいます。
羊山公園
琴平丘陵ハイキングコースの入口は、羊山公園の芝桜の丘の中央口付近にある、羊山公園馬場の横になります。
なので、芝桜を堪能したらその足ですぐ琴平丘陵ハイキングコースの入口に行くことができます。
芝桜についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
10時55分に「芝桜の丘」のすぐとなりの現在地と書かれた場所からスタートです。
スタッフ駐車場と書かれた方へ進んでいきます。
道の左側が羊山公園馬場になります。
熊出没注意の看板がありました。
クマ除けの鈴は持って行った方がいいと思います。
真っすぐ進んでいきます。
途中分かれ道がありましたが、道しるべがしっかりとあったので、コースを間違えることはありませんでした。
ここは左です。
お目当てのツツジが咲いていました。
どんどん進んでいきます。
三方向に道が分かれていた場所にもしっかりと道案内の看板がありました。
右に曲がります。
武甲山登山口碑
この三方向の分かれ道のところに、武甲山登山口碑が建っていました。
看板には行き止まりと書かれているので、この先はいけないようです。
お地蔵様がいらっしゃいました。
398m峰
ここから398m峰となり、登りが急にきつくなります。
写真ではなかなか伝わらないと思いますが、結構きつかったです。
倒れた木が道を塞いでいました。
398m三角点に到着です。
歴史を感じさせる史跡が色々と残っています。
大山祇神
大山祇様は、武甲山の登山者と山仕事の村人の守護神として、鎮座されたものだそうです。
どんどん進んでいきます。
こちらにもお地蔵様がいらっしゃいました。
琴平丘陵のツツジ
ツツジにここで、やっと出会えました。
琴平丘陵ハイキングの中で、この場所が一番ツツジが密集して咲いている場所でした。
キレイなツツジです。
琴平丘陵の他の場所でもツツジは咲いていましたが、思っていたほどではなく、歩き終わって感じたのはこの場所はツツジ鑑賞をするにはかなり貴重な場所でした。
写真もいっぱいとりました。
長者屋敷跡
石碑には「長者屋敷 琴平神社林木園 下影森共有山賛助 紀元2630年」と書かれています。
この隣に休憩する建物があったのですが、おばさんたちが休んでいたので写真が撮れませんでした。
ロープを使って登るような場所もあります。
緑色の階段が見えてきました。
大きな岩があるので、この階段が取り付けられたようです。
結構怖いですが、登っていくと何やら建物が見えてきました。
修験道
こちらの建物は修験道でした。
秩父修験道の説明文です。
大仏座像
修験道を出てすぐのところに、大仏座像様がいらっしゃいました。
ここまで、上がったり下ったりと結構大変です。
分かれ道に出てきました。
岩井堂へ行く道とは違う26番札所の円融寺へ行く道沿いに何やら建物が建っていたのでそちらにちょっと寄ってみました。
金毘羅大権現
こちらの建物は金毘羅大権現でした。
この下を行くと琴平神社さらに下ると昭和電工の敷地内へと続くはずです。
歴史を感じます。
岩井堂へ行く道に戻って歩きはじめます。
稽首聖波切不動明王と書かれた青いのれんが置いてありました。
岩井堂
秩父三十四観音巡りの札所26番円融寺の観音堂である岩井堂に到着しました。
京都の清水寺のような懸崖造りで、岩壁を背にして立っている立派な建物でした。
石段を上がって御堂の中へ入っていきます。
お寺の言い伝えでは、弘法大師がこの山で護摩の修業をして、満願の日に霊験があり、その後に恵心僧都が自ら聖観音を刻んだと伝えられているそうです。
立派な絵が置いてありました。
岩井堂付近の案内図、現在地と書かれたところまで来ました。
万歩計でみた羊山公園から岩井堂までの所要時間と距離
10時55分に羊山公園の「芝桜の丘」周辺からスタートして、岩井堂付近案内図のところに着いたときには、12時13分になっていました。
なので所要時間は1時間18分。
万歩計は5976歩、距離は4.30kmとなっていました。
次は、護国大観音像と札所27番の大渕寺へ向かいます。
小さい橋が架かっていましたが、壊れちゃいそうで怖かったです。
急な山道を登っていきます。
護国大観音像の立て看板が見えました。
ここを右に曲がります。
登る道がわかりずらくて、ここを上ればいいのか少し迷うような場所なので、注意してください。
道が見えてきました。
秩父の街が一望できる場所に出てきました。
ツツジも咲いていて、絶景でした。
護国大観音像
上を見あげると護国大観音像様がいらっしゃいました。
思った以上に大きかったでビックリですし、山の中なので、どうやってここに設置したのでしょうか。
ここからは、27番札所へと下っていきます。
どんどん下っていきます。
ここにもツツジが咲いていました。
秩父三十四観音札所27番 大渕寺
秩父三十四観音札所27番の大渕寺に到着しました。
こちらにも大きな立派な絵が飾られていました。
万歩計でみた羊山公園から札所27番大渕寺までの所要時間と距離
大渕寺に到着したときには、12時42分になっていました。
なので、羊山公園からの所要時間は、1時間47分。
万歩計は7999歩、距離は5.75kmとなっていました。
影森駅へと歩いていきます。
札所27番大渕寺付近の案内図です。
キレイな山門でした。
影森用水
山門のすぐ近くにあったのが、影森用水です。
2つの井戸しかなかったこの場所に私財を持ってこの場所に用水を作られたそうです。
影森用水の説明版。
ところどころ、歴史を感じるような建物がある住宅街の中を歩いて行きます。
影森駅
影森駅に到着しました。
田舎ののどかな駅でした。
万歩計でみた羊山公園から影森駅までの所要時間と距離
影森駅に到着したときに時計を見ると12時59分となっていました。
なので、所要時間は2時間4分となりました。
万歩計は、9396歩で距離は6.76kmとなっていました。