宝登山神社は、秩父郡長瀞町に1900年以上鎮座する由緒ある神社で、秩父神社・三峯神社とともに秩父三社の一社となっています。
自然豊かな境内と壮麗な彫刻が施された本殿は必見で、毎年100万人の参拝者が訪れます。
そんな宝登山神社の御朱印とご利益、またアクセス方法や境内の様子を写真と共にご紹介していきたいと思います。
目次
宝登山神社の御朱印と御朱印帳
こちらが宝登山神社の御朱印になります。
奥宮の御朱印
宝登山の山頂にある奥宮でも御朱印を頂くことができます。
御朱印帳
御朱印帳は私が行ったときには、2種類ありました。
初穂料は1,300円です。
御朱印は本殿向かって右側に建つ社務所で頂くことができます。
社務所の時間はいつまでか不明ですが、祈願受付時間は8時30分から16時00分までとなっています。
宝登山神社のご利益
御祭神
- 神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと):初代天皇の神武天皇
- 大山祗神(おおやまづみのかみ):大いなる山の神
- 火産霊神(ほむすびのかみ):火の神
宝登山は、日本武尊が山頂を目指して登っていたときに、賊に火矢を放たれ一面火の海となり窮地に陥ったのですが、そのとき神犬(狼)が火を消し止め救ってくれたという伝説が残っています。
そのとき日本武尊が「火止山(ホドヤマ)」と名付けて、山頂に神を祀ったとされ、その後「宝登山」という名になったそうです。
そのため、火災盗難除け・諸難除けのご利益を授けていただけます。
また、「宝の山に登る」という縁起の良さから金運・商売繁盛のご利益も授けていただけるといわれています。
宝登山神社のお守り
蝋梅花守り
幸せを呼んできてくれるという「蝋梅花守り」。
宝登山の山頂では1月から2月にかけて、約3,000本の蝋梅が花を咲かせます。
勾玉守
生命力の増殖・長寿そして精神の安定を授けていただける「勾玉守」
御福銭
お金だけでなく様々な御縁を頂けるという「御福銭」。
お宝小槌守みくじ
金運円満・招福開運の「お宝小槌守みくじ」。
宝登山神社へのアクセス方法(行き方)
地図(マップ)
駐車場
祈願者・参拝者専用の駐車場(無料)があります。
また、宝登山ロープウェイ乗り場の近くには、約320台停められる大きな駐車場があります。(普通乗用車500円)
電車と徒歩
秩父鉄道の長瀞駅から歩いて約10分。
長瀞駅は、関東の駅百選にも選ばれている素敵な駅です。
改札口はひとつしかなく、宝登山神社へは改札口を出たら、そのまま目の前にあるまっすぐ伸びた大通りを歩いて行きます。
駅前は、美味しそうなお店がけっこうありました。
国道140号線(彩甲斐街道)のところに、大きな白い宝登山神社の一の鳥居が立っていました。
ひたすら真っすぐ進んでいきます。
宝登山神社とロープウェイへ行く分かれ道まで来ました。
宝登山神社のすぐそばには、茶屋がありました。
参拝を終えたら、ここで一休みするのもいいかもしれません。
宝登山神社に到着しました。
長瀞駅を9時28分に出発して、宝登山神社に到着したときには9時40分になっていたので、所要時間は12分でした。
また、万歩計は1161歩で、距離は0.83kmとなりました。
宝登山神社の境内
二の鳥居をくぐって境内へ入っていきます。
こちらが宝登山神社の手水舎です。
緑に囲まれた厳かな雰囲気の中、階段を上がって本殿へと向かいます。
階段を上がったところの両脇に建っている狛犬さんです。
本殿
本殿は江戸建築の技巧「唐破風権現造り」により明治初期に建てられたもので、平成二十二年(2010)には御鎮座1900年事業として136年ぶりとなる社殿改修工事が行われ、彫刻に彩色を施すなど創建当時の姿に復元されたそうです。
見事な彫刻に圧倒されてしまいました。
日本武尊みそぎの泉(玉の泉)
日本武尊が宝登山に登る前に、身を浄めたとされる神聖な泉で、みそぎの泉(玉の泉)と呼ばれています。
宝登山神社のパワースポットのひとつです。
宝玉稲荷社
本殿の奥に建っているのが宝玉稲荷社です。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が祀られているお宮です。
天満天神社
学問の神様である菅原道真公が祀られています。
学業成就・合格祈願に来られた方はこちらにも参拝しましょう。
藤谷淵神社
水神社
御神水です。
神楽殿の横に建てられています。
神楽殿
長瀞町招魂社
日本武尊社
日本武尊の御神霊をお祀りしているお宮です。
5月2日(八十八夜)の奥宮祭の時は、ここから御神霊を神輿にお乗せして、奥宮へ向かうそうです。
宝登山神社の奥宮
宝登山神社の社務所で奥社参拝のロープウェイ特別引替券を頂くことができます。
特別引換券をロープウェイのチケット売場で渡すと1割引してもらえます。
100段の階段を上がると奥宮の鳥居に到着します。
奥宮にあるこちらで、御朱印を頂くことができます。
奥宮の狛犬は、オオカミです。
宝登山神社の創立ゆかりの地である奥宮は、とても神秘的な雰囲気でした。
八十八夜(5月2日)には、日本武尊の御御霊を乗せた神輿を迎える「奥宮祭」が行われます。