花の女王と称えられている薔薇(バラ)の花言葉や由来、見頃の時期や育て方などについてご紹介していきます。
目次
薔薇(バラ)とは
世界中の多くの人々から愛されている薔薇(バラ)は、何度も品種改良され、その品種だけでも約4万種類以上あるといわれています。
様々な色の薔薇があるだけでなく、花びらの数や咲き方も品種によって様々です。
花言葉も花の色ごとにあったり、プレゼントをするときの本数によっても意味が違ってくるなど、一言で薔薇といっても魅力がたくさんあります。
また一年草や多年草など、品種の違いで育て方なども変わってくるのが特徴です。
中世になると、薔薇が薬として利用できることや香水の原料になることが知られ、さらに多くの人々から愛されるようになりました。
薔薇(バラ)の花言葉
薔薇全体の花言葉としては、「愛」や「美」という意味があります。ただ薔薇はこれ以外にもたくさんの花言葉があります。
まず色ごとに別々に花言葉があるのですが、赤い薔薇には、「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」といった花言葉があり、白い薔薇には、「純潔」「深い尊敬」といった意味があります。
その他にもピンクには「しなやか」、黄色なら「嫉妬」や「友情」といった花言葉あります。
また赤いバラを一本プレゼントすれば一目ぼれという意味があったりと、本数によっても意味が違ってきます。
薔薇(バラ)の由来
「バラ」は、もともとは「棘」を意味する「いばら」に由来していて、トゲのある植物の総称でしたが、やがてノイバラなどバラ科の植物を表すようになり、現在では西洋のバラの花を意味する言葉となりました。
また、英語で「ローズ」と呼ばれますが、「ローズ」の由来は諸説ありますが、ケルト語で「赤」を意味する「rhod」に由来するという説が有力です。
ローマ神話では、薔薇は美の女神ビーナスの花とされ、この女神の涙から咲きだしたと伝えられています。
薔薇(バラ)の見頃・どんな花を咲かすか
薔薇の品種によって開花の時期が違うのですが5月から10月にかけて花を咲かせます。
特に6月ごろに咲く品種が多いので、梅雨入りする前あたりが見どころといえるでしょう。
また秋に咲く品種もあり10月ごろにたくさんの花を咲かせてくれるものもあります。
品種によって花の大きさも違いミニ薔薇ならば小さな花が集まって咲きますし、大きな品種ならば一凛先でひとつの花が大きく咲き誇って見せてくれます。
昔、ヨーロッパで栽培し始めたころは、夏だけに咲く一季咲きか、せいぜい1年に2回咲くものだけだったそうです。
薔薇(バラ)の種類・品種
薔薇の品種は、古くは赤いバラと白いバラだけでしたが、その後、何度も品種改良がおこなわれ、登録されているだけで4万種類以上あります。
なかなか全需類の品種を見ることはできませんが、大きく種類を分けると、自然に咲いている小さな花びらの原種やとげのないミニ薔薇、蔓が伸びてとげがあるツル薔薇といったように分けることができます。
色の種類も豊富で、赤や白だけでなく、ピンクや黄色、青色のものや黒といった種類もあります。
薔薇(バラ)の育て方
薔薇を育ててきれいな花を咲かせるためには、肥料や水やり、つぼみの選定など非常に手間がかかります。
薔薇の中でもモッコウバラなどは手間もあまりかからないので初心者でも育てやすい品種になります。
薔薇を育てるときには水やりが欠かせないのですが、水を上げるときには花に直接水がかからないように気を付けましょう。
また薔薇は栄養をとても必要にするお花なので肥料は豊富に与えて、栄養が切れないように常にあげ続けることが大切です。