神奈川県川崎市幸区東古市場にある御幸公園は、冬から早春にかけて梅が園内を彩りはじめます。
幸区の北側に位置する小向一帯は、明治時代に梅の名所として有名になり、観梅のため明治天皇が行幸(御幸)された歴史があり、御幸公園梅香事業として平成二十七年(2015)から梅の木が植樹が行われ、梅林の復活を目指しています。
現在では、約23品種・200本の梅の木が植えられていて、見頃の時期には、観梅会も行われます。
年々見ごたえのある梅林へと変貌する園内の様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の開花状況などの情報もご紹介していきます。
目次
御幸公園の梅林の見頃
御幸公園の梅林の見頃は、例年2月中下旬から3月上旬頃です。
御幸公園の梅林の現在の開花状況
現在の梅の開花状況を教えてくれるサイトなどを見つけることができませんでした。
なので、実際に見に行った人たちがツイッターなどのSNSに載せている写真などの情報で確認することをおすすめします。
→御幸公園の梅林の現在の開花状況はコチラ(Yahoo!リアルタイム検索)
御幸公園の観梅会
梅の見頃の時期に合わせて、観梅会が開催され様々なイベントが予定されています。
詳しい日程については、「一般社団法人 川崎市観光協会」のツイッターで紹介されているので、ご確認ください。
御幸公園の梅林の写真
園内には、誰でも無料で入ることができます。
御幸公園へのアクセス方法や駐車場の情報については、別のページに詳しく載せていますので、こちらをご覧ください。
御幸梅林は、江戸時代の初め寛文の頃(17世紀中頃)に植え始められたもので、その果実は梅干しとして200余年の間、江戸の市民の食膳にのぼっていたそうです。
しかし30ヘクタールもあった梅林は、明治初年の多摩川の氾濫で3分の2以上を失い、加えて、老樹となっていたため、果実の収穫も激減してしまいました。
御幸梅林が一躍有名になったのは、明治十三年(1880)に成島柳北がこの場所を探勝し、「小向観梅の記」という一文をおこし、紹介したためだそうです。
明治十七年(1884)3月19日には、明治天皇が観梅のため行幸なさりました。
【動画】御幸公園の梅林の景色
御幸公園の梅林の景色を動画にしました。
これから多くの人たちに知られていくであろう梅の名所の様子をぜひ動画でもご覧ください。