東京都文京区白山3丁目にある小石川植物園は、植物学の研究や教育を目的とする東京大学の教育実習施設ですが、一般の人でも入園料を支払えば中に入ることができ、四季折々の景色を楽しむことができます。
また、いつ来ても思うのですが、ここは東京の穴場だと思います。
紅葉の景色も東京の名所といわれる場所と比べても引けを取らないくらい素晴らしいのですが、訪れる人の数は正直少ないと思います。
このページでは、そんな穴場の様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の色づき状況、見どころなどの情報と共にご紹介していきます。
目次
小石川植物園の紅葉の見頃
小石川植物園の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。
小石川植物園の紅葉の現在の状況
現在の紅葉の色づき状況については、小石川植物園のホームページで確認することができます。
入園料や開園時間などの情報も公式ページでご確認ください。
小石川植物園の紅葉の見どころ
実際に小石川植物園へ行って来て感じた見どころをご紹介していきます。
また、受付の人に園内のどの場所がいま見頃か聞くと地図に書いて教えてくださったりもします。(私の経験だと新人さんでなければ、みなさんとても親切に教えてくださいます。)
①カエデ並木
まずご紹介したい見どころは、カエデ並木です。
正門から中に入り、坂を上がってソメイヨシノ林を抜けた右手にカエデ並木があります。
真っ赤に染まったカエデのトンネルになっていて、フォトジェニックな写真を撮るならおすすめの場所です。
紅葉狩りに訪れた人の多くがここで写真を撮っていました。
②精子発見のイチョウ
カエデ並木の先にあるのが精子発見のイチョウです。
明治二十九年(1896)に平瀬作五郎は、この雌の木から採取した若い種子において精子を発見しました。
それまで種子植物はすべて花粉管が伸長し造卵器に達して受精するものと思われていたので、この発見は世界の学界に
大きな反響を起こしました。
この発見は、池野成一郎のソテツ精子発見とともに日本の近代植物学の発展期における最大の貢献といわれています。
残念ながら、私が訪れたとき葉がすでに落ちている状態でした。
③イチョウ
精子発見のイチョウ以外にも園内には、多くのイチョウの木が植えられています。
中でもカエデ並木から、さらに奥に進んで行った先に見事なイチョウの景色が広がっていました。
ここでは黄色い世界が広がっています。
④日本庭園周辺の紅葉
③のイチョウが植えられているところから、左に下って行くと梅林と日本庭園がある場所へと行くことができます。
江戸時代に造られたという日本庭園周辺は、錦繍に染まっていました。
カエデ並木とこの日本庭園周辺の紅葉の景色が個人的には一番の見どころとしておすすめしたい場所です。
⑤メタセコイア
最後に正門入って左に歩いて行くとあるのがメタセコイア林です。
【動画】小石川植物園の紅葉の景色
小石川植物園の紅葉の景色を動画にしてみました。
あまり知られていない東京の紅葉の名所の景色をぜひ動画でもご覧ください。
冬は梅、春は桜、秋は彼岸花と紅葉の名所であり、東京の穴場スポットとなっています。