夏の花といえば思い浮かべるのは向日葵(ひまわり)という人も多いのはないでしょうか。
太陽に向かって黄色い花を咲かせる姿は、世界各地で崇敬とともに愛されてきました。
そんな向日葵(ひまわり)の花言葉・由来・開花時期などをご紹介していきます。
目次
向日葵(ひまわり)とは
向日葵(ひまわり)とは、キク科・ヒマワリ属の一年草で、古くは南アメリカのインカ文明のときから太陽神のシンボルとして人々から崇められてきました。
原産地は、北アメリカで、日本へは中国を経て江戸時代に渡来しました。
高さは、小さいものは40センチ、高くなると3メートルにもなります。
向日葵(ひまわり)の名前の由来
向日葵(ひまわり)の名前の由来は、その「日回り」から来ていて、太陽の移動につれて花の向きが回ることから名付けられたといわれています。
しかし実際には、太陽の移動につれてそれほど動くのは、成長が盛んな若い時期だけで、花が咲く頃には動かなくなるそうです。
ただシロタエヒマワリ(白妙向日葵)の頭花は、太陽の動きにつれて回る事が確認されています。
また、ひまわりには様々な呼び方があって、日車草(ヒグルマ)や日輪草(ニチリンソウ)、日回り草(ヒマワリソウ)などを複数の呼称があり、いずれも同じ由来から来たものとなっています。
英語では「sunflower(太陽の花)」と呼ばれています。
向日葵(ひまわり)の花言葉
一般的には、「貴方だけを見つめている」「憧れ」「情熱」「光輝」などがあり、一途な思いを相手に伝える時に向いている花と言えます。
他にも花の色や大きさによって花言葉は変わります。
赤色のひまわりの花言葉は、「悲哀」です。
明るく元気なイメージの黄色のひまわりとは対照的な花言葉になります。
白いひまわりの花言葉は、「ほどよき恋愛」になります。
日本では珍しいのですが花びらが白いひまわりもあります。
向日葵(ひまわり)の見頃・開花時期
花期は、7月中旬から9月頃で多くの場所では例年7月下旬から8月頃に見頃を迎えます。
向日葵(ひまわり)の種類
ひまわりは野生種で約60種あるといわれていて、観賞用だけでなく種から絞り出す油や食用の品種などを全て合わせると100種類以上あります。
ひまわりの種は、とても栄養価が高く、リンやカリウム、ビタミンE、たんぱく質などを豊富に含みます。
種から搾った油は食用や化粧品用、工業用などに広く使われ、根は薬用に、茎は繊維を取って布や紙を作るのにも利用されています。
世界一の食用ひまわり生産国であるロシアの国花になっています。