湯島聖堂は、日本でも数少ない孔子廟であるとともに「近代教育発祥の地」として、江戸時代に漢学の学問所がつくられ、明治に入って師範学校ができた場所になります。
このページでは、そんな湯島聖堂の御朱印やご利益、アクセス方法や駐車場などの情報をご紹介していきます。
目次
湯島聖堂の御朱印
こちらが湯島聖堂の御朱印です。
湯島聖堂は、孔子廟なので神社でもお寺でもありませんが御朱印は頂くことができました。
ちょっとわかりにくいですが、孔子像の印も押されていました。
御朱印は、斯文会館の中で頂くことができます。
湯島聖堂の御朱印を頂ける時間
斯文会館が朝の9時30分頃から夕方17時頃までとなっています。(冬期間は16時頃まで)
湯島聖堂のご利益
湯島聖堂は、孔子を祀っている霊廟であるとともに、「近代教育発祥の地」でもあることから、学問成就のご利益を授けていただけるといわれています。
境内には合格祈願の絵馬が奉納されていました。
湯島聖堂へのアクセス方法と駐車場
電車でのアクセス方法
- JR御茶ノ水駅より歩いて約2分
- 東京メトロ 千代田線の新御茶ノ水駅より歩いて約2分
- 東京メトロ 丸の内線の御茶ノ水駅より歩いて約1分
駐車場
駐車場は利用することができないため、近くの有料コインパークに停める必要があります。
私は丸の内線の御茶ノ水駅から行くことにしました。
2番出口から駅を出たら左に曲がります。
あとは外堀通りをまっすぐ歩いて行きます。
聖橋の下を通ります。
湯島聖堂の塀が沿い、緩やかな坂を下ります。
湯島聖堂の正門に到着しました。
「学問成就」の青いのぼりも立てられています。
湯島聖堂の境内
湯島聖堂の境内図
こちらが湯島聖堂の境内図になります。
仰高門
湯島聖堂の一般見学者の入口となっているのが、「仰高門」です。
仰高とは、論語の中にある孔子の徳を仰ぎ見るという意味の言葉だそうです
境内の中へ入っていきます。
湯島聖堂の楷樹
突き当たりには、「楷樹」という木が植えられています。
「楷樹」は、曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木だそうです。
孔子銅像
突き当たり、「楷樹」を右に曲がると孔子銅像が建っています。
世界最大の大きさだそうです。
奥に進んでいきます。
入徳門
入徳とは、「大学」の中の一節で「初学者が徳の道に進もうとする時の門」から由来しています。
戦災でほとんど消失してしまいましたが、入徳門と水屋はその中で唯一残ったものになります。
なので、入徳門は湯島聖堂でただひとつの木造建造物になります。
水屋
こちらが入徳門とともに残った水屋になります。
階段を上がっていきます。
境内は、どこも緑に覆われた素敵な景色でした。
杏壇門
階段を上がると杏壇門が現れます。
杏壇門の前には、絵馬がたくさん奉納されていました。
この周辺に杏を植え、金の党懐英が「杏壇二字碑」を建立しました。
その後、そこに門扉が設けられ、杏壇門と名称が付けられたそうです。
大成殿
大成殿には孔子の像や四賢像(孟子、顔子、曽子、子思)が祀られています。
鬼犾頭(きぎんとう)
大成殿を見あげると目に飛び込んでくるのが、シャチホコのような鬼犾頭(きぎんとう)と鬼龍子(きりゅうし)です。
鬼犾頭は空想上の魚神で、建物を火災から守ってくれます。
角のようなものは、潮を噴き上げているんだそうです。
鬼龍子(きりゅうし)
ヒョウのような姿の鬼龍子は、虎に似た霊獣で聖人の徳を感じて現れるそうです。
また聖堂の屋根を守っています。
大成殿の中に入れるのは、土・日曜日と祝日の午前10時から閉門時間までになります。
施設維持費としての200円を納め、中に入りましょう。
「関東三大天神」をご存知ですか?
合格祈願をするならこちらにも参拝してみてはいかがでしょうか。