小田原フラワーガーデンは、全国でも珍しい芝生の広がる美しい梅林として知られています。
園内には約200品種・480本の梅が植えられていて、渓流の梅園で開催されている梅まつりには、毎年多くのお花見客が訪れます。
このページでは、そんな早春の様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の開花状況、梅の種類などについてご紹介していきます。
目次
小田原フラワーガーデンの梅の見頃
小田原フラワーガーデンの梅の見頃は、例年2月中旬から3月上旬です。
関東最多級の品種数を誇る梅林なので、早咲きの梅から遅咲きの梅まで幅広く植えられ、長い期間観賞を楽しむことができます。
小田原フラワーガーデンの梅の現在の開花状況
梅の現在の開花状況については、小田原フラワーガーデンが運営している「フラワーだより」のブログで確認することができます。
小田原フラワーガーデンの渓流の梅園「梅まつり」
梅の見頃の時期に合わせて、梅まつりが開催されます。
入場料は、無料です。
梅まつりの期間中には、梅ガイドツアーや梅クイズラリーなど、梅にちなんだんイベントが盛りだくさんだそうです。
小田原フラワーガーデンの梅の写真
梅園は、正面ゲートから入って、右側にあります。
敷地の半分くらいが梅園でした。
梅園の入口には、ピンクののぼりも立っているので、すぐわかります。
舗装された道と、そのまわりを芝生で覆われた美しい梅園が現れました。
梅園内は、バリアフリーになっているので、車椅子やベビーカーで来られても大丈夫な設計になっています。
透き通るような青い空に向かって白梅が咲いていました。
小田原の雄大な景色と梅の景色を堪能することができます。
ところどころに、ベンチも設置してあります。
梅園を歩いていると梅クイズラリーの看板や梅のマメ知識の看板などが立っていて、楽しく回ることができます。
紅梅と白梅のは花の色で区別しているのではなく、「髄の色」で区別しているそうです。
梅の木についての詳しい説明版も立っているので、とてもわかりやすかったです。
小田原フラワーガーデンの梅の種類
小田原フラワーガーデンの梅園で咲いている梅の種類を少しご紹介していきます。
無類絞り(野梅性)
花は、裏紅の大輪で絞りは吹きかけ絞り。
ときどき、赤花もでて満開になると花形が大きく明るく派手に見え、他に類を見ないという意味で名前が付けられたそうです。
冬至
大湊(豊後性)
野梅性の「世界の図」によく似た花で、蕾までそっくりです。
咲きはじめは花弁に大分波も見えますが、満開になると僅かに反り気味になります。
八重野梅(野梅性)
鹿児島紅(緋梅性)
濃紅色の中輪で、花弁に波が無いので平たく見えます。
しべの数も多く色も花色に似て濃い紅色をしています。
緋の司(緋梅性)
花は、緋梅性の花の代表格で、緋色でわずかに抱えて咲きます。
花芯に向けて明るく見えるのでいっそう美しく見えます。
十郎(野梅性)
十郎は、神奈川県生まれで「曽我の吾郎・十郎」と命名した当時の市長であった鈴木十郎氏の名前を参考に命名したものだそうです。
漬け物用として栽培されています。
未開紅(豊後性)
花は、淡紅色の中輪で、満開になってもなお開き後れの花弁があることから、この名がつけられたそうです。
辻村早咲(野梅性)
小田原市の辻村植物公園から移植したもので、野梅性の八重野梅より開花時期がやや遅いのが特徴です。
【動画】小田原フラワーガーデンの梅の景色
小田原フラワーガーデンの梅の景色を動画にもしてみました。
約200品種480本の梅が咲き誇っている景色をぜひ動画でもご覧ください。