お知り合いの方が病気やケガをして入院をされた際にはお見舞いに行くというのは一般的なことです。
気落ちされている方を励ましたいと考えるのはとても良いことではありますが、マナーをきちんと守ってお見舞いに行かないと、逆にご迷惑をおかけすることになってしまうので注意が必要です。
相手の立場に立って考えることもまた大切ですので、お見舞いに行きたいという自分の気持ちだけで先走ってしまわないように気を配るようにしましょう。
目次
お見舞いのとき贈りたい定番の花束
お見舞いの持って行く際には、まず定番のお花というものが存在します。
お花は切り花を持って行くことが一般的ですが、香りの強い花を持って行くことは避けなければなりませんので、香りの弱い花を選ぶようにしましょう。
また、花粉の飛ぶ花も好ましくありません。
お花屋さんにお見舞いの花ということを伝えて、作ってもらうのが無難です。
お見舞いの花の相場
相場としては相手が気を使わない金額でお渡しすることが基本です。
あくまでも自分の気持ちでお渡しする物ですので、あまりに高額な物は相手に気を使わせてしまいます。
3000円に抑えるくらいのものがいいのではないでしょうか。
病室に置くということを意識した大きさにしましょう。
お見舞いのとき贈ってはいけない花束・注意・マナー
まず、花を選ぶ上で植木鉢のような鉢物は絶対に避けましょう。
植木鉢の鉢植えは根付くという意味で病気の回復を遅らせてしまうようなイメージを与えるので縁起が悪いとされています。
また、花粉が多く飛んだり、香りがきつい花は特に大部屋で花の香りが苦手な方がいらっしゃると迷惑になりますので、百合は入院の際には避けるべき花としてよく知られています。
また、血を連想させる真っ赤なバラなども縁起が悪いという点では避けられます。
お見舞いする相手が女性のときのおすすめの花束
お渡しする方が女性の場合、その方が好きな花束をお渡しするのがまずは一番喜ばれるでしょう。
もちろん、香りのきつい百合や縁起が悪いので菊や薔薇など避けるべき花もありますが、マナーを守って避けるべき花以外であれば、その方の好きな花をお渡しするのがお見舞いとしては一番良いです。
もしも好きな花が分からない場合はその方がお好きな色などで花束を作られると喜ばれるでしょう。
また、病気やケガで気落ちしているでしょうから、明るい色味で統一されることをおすすめします。
お見舞いする相手が男性のときのおすすめの花束
男性の場合、お花をお渡しすると花びんの水を取り替え忘れてしまう方もいらっしゃいます。
普段から切り花のある生活に親しんでいると花の世話も分かるのですが、世話をしたことがないとどう扱っていいのか分からない方もいます。
そこで、水を取り替える必要のないブリザードフラワーのようなタイプの花束の方が手がかからず便利です。
男性の場合、その方自身があまり花に興味がない場合もありますので、奥様の好きなお花を選ぶなどご家族への配慮もあると良いでしょう。