東日本唯一の本丸御殿遺構である川越城へ行ってきました。
川越城本丸御殿の見どころをお伝えするとともに、100名城のスタンプもご紹介します。
目次
川越城100名城のスタンプ
こちらが川越城100名城のスタンプになります。
100名城のスタンプが置いてある場所は、川越城本丸御殿の受付窓口になります。
川越城本丸御殿の見どころ
川越城は、室町時代の長禄元年(1457)に扇谷上杉持朝が家臣の太田道真・道灌の父子に命じて築城させたのが始まりとされています。
それから時が経ち、江戸時代に入って寛永十六年(1639)に川越藩主となった松平信綱が川越城の修築・拡張と城下町の整備を行い巨大な城郭へと変貌しました。
現存する本丸御殿は、嘉永元年(1848)に藩主であった松平斉典が造営したものです。
川越城本丸御殿の基本情報については、別のページに詳しく載せているので、気になる方はこちらをご覧ください。
受付の人に写真を撮っても大丈夫なのか聞いたところ、写真を撮ってもいいとのことでした。
なので、写した写真とともに見どころをご紹介していきます。
玄関
川越城本丸御殿の玄関は、巨大な唐破風屋根に間口3間の広い開口部と、8寸角の太い柱でできています。
廊下
座敷部分を取り巻く廊下は、場所いよって床の材質が異なっています。
玄関のある東側部分と中ノ口部分は、ケヤキが使用されています。
南側から西側の広間にし側部分には、ツガ・マツが使われています。
違う材質が使われている理由は、御殿内の公的空間と私的空間を区別しているためだと考えられています。
書院の痕跡
大廊下
創建当初の家老詰所は、広間西側から西に延びる大廊下の先にありました。
庭に埋め込まれていた瓦は、大廊下の柱の位置を示しています。
家老詰所
本丸御殿に勤務していた藩の家老がつめていた建物には、当時の雰囲気を思わせる人形も置かれていました。
駕籠
館の間には、立派な駕籠が置かれていました。
電車やバスが無くこれに乗って移動していたのかと思うと、当時の大変さが伝わってきます。
川越城縄張図
当時の巨大な城郭であった川越城の縄張図が置かれていました。
総面積約9万9千坪(約32万6千㎡)余りの規模だったそうです。
庭園
美しい庭が広がっていました。
春には桜、夏にはサルスベリの花が咲くそうです。
杉戸絵
本丸御殿には十一面の杉戸絵が残り、松・竹林・蘆雁などが描かれています。
鎧
鎌倉初期の大鎧の小札。
日本の鎧は、牛革を漆で仕上げた小札(こざね)と呼ぶ穴をあけた小片を結んで作られていたそうです。
槍鞘
日本三名槍・結城松平家お手杵の槍につけらていた槍鞘。
熊の毛約三十頭ほどの黒毛を植え付けた物なんだそうです。
その大きさに圧倒されます。