埼玉県秩父市荒川に建つ清雲寺へ御朱印を頂きに行ってきました。
いつもは無人のお寺もしだれ桜が見頃を迎えるときには、関係者の方がいらっしゃって御朱印を頂くことができます。
御朱印とともに境内の様子や清雲寺事件などをご紹介していきます。
目次
清雲寺の御朱印
こちらが清雲寺の御朱印になります。
御朱印を頂いたときに一緒にこちらの印が押された紙も頂くことができました。
ご朱印を頂ける場所は、本堂向かって左側になります。
御朱印以外にも御朱印帳やお守り、絵はがき、テレカなども置かれていました。
清雲寺の境内
清雲寺は、臨済宗の古刹で鎌倉五山の一建長寺派同所明月院密室大和尚が徒弟楳峰香禅師を推奨して開祖となしたそうです。
応永二十七年(1420)9月、五間と三間の堂宇を建立「延命地蔵菩薩」を御本尊として、応永三十年(1423)8月に開山。
本堂は、寛保元年(1741)に建立。
境内には様々な石碑やお地蔵さまが建っていました。
この周辺は昔から信仰の里として、多くの史跡が残されているそうです。
清雲寺事件と大炊御門尊正の墓
明治元年になる慶応四年(1868)の2月19日、京都の公家である右大臣藤原家信卿の嫡子大炊御門尊正が、当地出身の京の医者玄徳(天輝源三郎)等を引きつれ清雲寺に宿泊した。
里人を集めて王政復古の慮を奉じ、回天の議を図ろうとしたが、大宮郷代官所の知るところとなり、捕吏によって殺害されてしまいます。
世にいう清雲寺事件です。
現在でも、清雲寺には庫裡の鴨居に刀傷が残っていたり、本堂左手帯戸に火縄銃の弾痕も残っていたりしています。
また、大炊御門尊正の墓が寺裏の杉山の中に建っています。