谷中七福神めぐりは、250年前にはじまったといわれている歴史ある七福神巡りです。
すべてが寺院なのも珍しいポイントで下町情緒溢れる街並みを歩くコースは人気が高く、団体さんで回られている方々も大勢いらっしゃいます。
このページでは、実際に歩いた様子を写真でお伝えするとともに、期間や所要時間、地図などの情報もご紹介していきます。
目次
谷中七福神巡りの期間と所要時間と地図
期間
期間は、元旦から1月10日。
時間は、午前9時から午後17時までとなっています。
※様々な状況で変更になっている可能性がございますので、最新情報はご自身でご確認ください。
所要時間と距離
所要時間は、約2時間で距離は約6.0kmとなっていますが、人気のコースなので土日などはもっと時間がかかることを覚悟していった方がいいかもしれません。
私は土曜日に行ったのですが、すごい混雑でした。
実際に歩いた距離と時間、所要時間を最後に記載していますので、そちらもご参考にしてみてください。
地図(マップ)
谷中七福神の地図は、JR田端駅前で駅員さんが配っていたり、寺院で頂くこともできます。
ネットの場合、あまり詳しいものが見つからなかったのですが、こちらの地図などを参考にしてみてはいかがでしょうか。(クリックすると外部リンクのPDFをダウンロードします。)
谷中七福神の御朱印代や色紙(台紙)の値段はいくらか
御朱印の値段
色紙(台紙)への御朱印が200円。
御朱印帳に御朱印を頂く場合は、300円です。(2021年は御朱印帳に書くことは行わないようです。)
色紙(台紙)の値段
谷中七福神巡りでは、色紙ではなく和紙でできた台紙に御朱印を頂いていきます。
和紙の台紙は1000円です。
※値段は変更になっている場合がありますので、ご注意ください。
谷中七福神一覧
神社・お寺名 | 七福神 | 住所 |
---|---|---|
東覚寺 | 福禄寿 | 北区田端2-7-3 |
青雲寺 | 恵比寿 | 荒川区西日暮里3-6-4 |
修性院 | 布袋尊 | 荒川区西日暮里3-7-12 |
天王寺 | 毘沙門天 | 台東区谷中7-14-8 |
長安寺 | 寿老人 | 台東区谷中5-2-22 |
護国院 | 大黒天 | 台東区上野公園10-18 |
不忍池弁天堂 | 弁財天 | 台東区上野公園2-1 |
谷中七福神巡りスタート
今回のコース
JR田端駅→<東覚寺>→<青雲寺>→<修性院>→<天王寺>→<長安寺>→<護国院>→<不忍池弁天堂>→JR上野駅
JR田端駅北口から10時00分にスタートです。
駅の改札を出ると、土曜日ということもあり、すでにたくさんの人たちでごった返していました。
正直、七福神巡りを色々してきましたが、今回が一番混雑していたように思います。
駅を出て左へ歩いて行きます。
都道485号線に沿ってできた石垣のような擁壁沿いを歩いて行きます。
この擁壁に上がる階段もあり、そちらからも東覚寺へ行くことができます。
階段を上がるか、それとも下を行くか迷いましたが、結局どちらからも行くとこができました。
緩やかな坂を下っていきます。
どうやらこちらは、田端切通しだったみたいです。
坂を下っていくと東覚寺の看板が出ていました。
たくさんの人たちが東覚寺に向かっていました。
実はここで、万歩計をセットするのを忘れていたことに気づきました。
急いで万歩計をセットしてここからスタートです。
ちなみに時間は、10時10分になっていました。
谷中七福神 東覚寺(福禄寿)
谷中七福神の福禄寿を祀る東覚寺に到着しました。
境内の中に入るとすでにたくさんの人たちが参拝に来られていました。
「この後団体客が300人こられます~」とお寺の方が言われていたので、急いで御朱印を頂きに行きました。
それにしても300人ってビックリです。
福禄寿様が御開帳になっていました。
東覚寺はこちらの赤紙仁王(石造金剛力士像)も有名で、が北区指定の有形民俗文化財に指定されています。
立像に赤紙を貼って祈願すれば病気が治ると信じられているそうです。
次は、青雲寺を目指します。
東覚寺から485号線に出て、「谷田橋交差点」の信号を渡ります。
右側に「コープみらい」のお店がある道を進みます。
まっすぐ歩いて行くと青雲寺へ行くため看板が立っていました。
吉井接骨院のところを看板に従い左に行きます。
住宅街の中を歩いて行きます。
また看板が立っていました。
看板がないとわかりにくいので、助かります。
道灌山通りに出てきました。
このまま信号を渡り進みます。
左に青雲寺参道と電信柱に書かれているところを曲がります。
青雲寺の参道を歩いて行きます。
谷中七福神 青雲寺(恵比寿)
恵比寿様を祀る青雲寺に到着しました。
こちらもすでにたくさんの人たちで溢れていました。
参拝するのも、御朱印を頂くのも長い列で、かなり待ちました。
青雲寺には「南総里見八犬伝」などの代表作のある江戸時代後期の読本作者「滝沢馬琴」の筆塚があります。
次は、すぐ隣にある修性院に向かいます。
元の道に戻って左に進みます。
壁に布袋尊のかわいいタイル絵が何枚も飾られていました。
谷中七福神 修性院(布袋尊)
かわいい布袋尊のタイル絵に沿って歩いていると、修性院に到着です。
本堂の中に入って、立派な布袋尊を見ることができます。
写真に撮っていいのかわからなかったので、残念ながら写真は撮りませんでした。
とにかくいままで見たことがないくらい立派な布袋尊でした。
「日ぐらしの布袋」と呼ばれているそうです。
次は、天王寺を目指します。
「谷中ぎんざ」まで来ました。
賑わいのある商店街で、寄り道したくなってしまいましたが、ここはグッとこらえて通り過ぎます。
御殿坂を下って日暮里駅のほうへ進みます。
日暮里駅すぐ横の細い道を進みます。
工事中でした。
真っすぐ進み階段を上がっていきます。
谷中七福神 天王寺(毘沙門天)
谷中七福神の毘沙門天を祀っている天王寺に着きました。
境内の中に入るといきなり大仏様が鎮座していました。
ちょっと変わった本堂は、奈良の十輪院を模したものだそうです。
こちらが天王寺の毘沙門堂です。
天王寺は、江戸時代に富くじ(現在の宝くじのようなもの)の興行が許されていたことから、大変賑わっていたそうです。
湯島天満宮、目黒不動龍泉寺とともに江戸の三富と言われていました。
護国山天王寺の説明版です。
谷中霊園の中を通って、次の長安寺を目指します。
途中ここで、右に曲がります。
さくら通りと書かれたところを右です。
そのまま真っすぐ進んでいくと長安寺に着きます。
こちらもすでにたくさんの人が来られていました。
谷中七福神めぐりは、どこも大変混雑しています。
谷中七福神 長安寺(寿老人)
谷中七福神の寿老人を祀っている長安寺に到着しました。
境内はそれほど広くないので、人でぎゅうぎゅうでした。
寿老人は本堂の中に祀られていました。
長安寺を出たら右に歩いて行きます。
次は護国院を目指します。
下町らしいお店がありました。
「絵馬堂」というそうです。
他にもこの周辺には、「赤塚べっこう店」「手作り絵はがきわがままや」お香の「詩仙香房」など興味を惹かれるお店がいろいろと並んでいました。
のれんもきらびやかで素敵です。
大きな道に出てきました。
上野公園まであと690mのようです。
ありし日の谷中五重塔
歩いていると「ありし日の谷中五重塔」というものがありました。
昔は谷中のシンボルとして五重塔があったそうなのですが、1957年に焼失してしまったそうです。
旧吉田屋酒店
江戸時代から谷中6丁目で代々酒屋を行っていた「吉田屋」の建物を現在の場所に移築したものだそうです。
昔ながらの趣がある建物でした。
言門通りを渡って、そのまま真っすぐ進みます。
この信号を渡って右に歩いて行くと護国院です。
護国院が見えてきました。
谷中七福神 護国院(大黒天)
谷中七福神の大黒天を祀っている護国院に到着しました。
大黒天様は、本堂の中にいらっしゃいました。
いよいよ最後、上野公園にある不忍池弁天堂を目指して歩いて行きます。
上野高校の横を通ります。
清水坂を下っていきます。
森鴎外居住之跡
不忍池に行く途中に、森鴎外居住之跡がありました。
水月ホテル鷗外荘には、森鷗外の旧居が保存されているそうです。
気になる方は一度宿泊してみてはいかがでしょうか。
思った以上に不忍池までは歩きました。
途中モノレールが走っているところに出くわしたので、一枚写真を撮りました。
工事中の壁に辯天堂入口と書かれていました。
やっと不忍池に到着です。
屋台がたくさん出ていて、大賑わいでした。
谷中七福神 不忍池弁天堂(弁財天)
谷中七福神の弁財天が祀っている不忍池弁天堂に到着しました。
御朱印は不忍池弁天堂の横に色いテントが建てられていて、そこで頂くことができました。
万歩計から見た谷中七福神巡りの所要時間と距離
田端駅を10時ちょうどにスタートして、不忍池弁天堂で御朱印を頂いたときには、11時51分になっていました。
なので、所要時間は1時間51分。
万歩計は、田端駅でゼロにするのを忘れてしまい、東覚寺からの計測になります。
東覚寺から不忍池弁天堂までは、6464歩で距離は4.65kmとなりました。
正直時間と距離以上に、谷中七福神めぐりは人ごみがすごかったので、疲れました。
上野駅に行きたいと思います。
清水観音堂の月の松
上野公園の中を通って、上野駅まで行こうとしたら、清水観音堂の月の松がとてもステキだったので、写真を一枚パシャっと撮らせていただきました。
公園内を歩いて帰ります。
上野駅に到着しました。
上野駅にはちょうど12時00分に到着しました。
なので、田端駅から谷中七福神巡りをして、上野駅までの所要時間は、ちょうど2時間となりました。
万歩計でみた東覚寺から上野駅までは、7251歩で距離5.22kmとなりました。
谷中七福神巡りの御朱印
こちらが谷中七福神の御朱印になります。
和紙でできた台紙なので、折れないように持ち運ぶのがとても大変でしたが、すべて揃うと他の七福神巡りと違って味わい深いものとなりました。
額縁を購入して飾ることにしました。
[…] <実際に歩いた記録はこちら> 歩いてみたブログ 2016年に谷中七福神巡りをするなら、こちらをチ… […]
出身が千駄木なので、以前廻った事があります。
以前は色紙でした(もっと期間が短かったような気がします)。
こちらの「和紙」のほうがイイですね。(また行こうかな)
最後が田端だとさびしいので、やはりご紹介の順路がベストですね。
コメントしていただきありがとうございます。
「和紙」だと巡るときに折れたりしないように
気をつけるのが、ちょっと大変なんですけど
家に飾るときには見栄えしてとってもいいですよ。
ブログを読んでくださりありがとうございました。
毎年うちの院の前で立ち往生してるひと多いんです。リンクしていいですか?
私のブログが、もしお役に立つようでしたらリンクしてかまいませんので、どうぞよろしくお願いいたします。
初めまして。谷中の七福神巡りにブログを拝見しとても参考になり、ありがとうございました。
額縁に飾ろうと思いますが、A3用で入りますでしょうか。差し支えなければ教えて頂けたら幸いです。
宜しくお願いします。
an様
コメントを頂きありがとうございます。
私がまわったときの和紙の台紙の大きさは、縦32センチ、横39センチになります。
また、2018年の谷中七福神は終了していますので、来年になると思うのですが、来年も和紙の大きさが同じかどうかは不明ですので、ご自身で確認されるのが一番だと思います。
この様な回答で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
ご返答ありがとうございます。
8日に行きまして、和紙は同じ寸法でした。
なかなか合うサイズの額縁がなく、どう飾ろうかとまだ考えているところです。
もう少し探してみます。
ご丁寧にありがとうございました!