千寿七福神巡りは、下町の雰囲気を残しながら近代化していく北千住の街並みを散策するコースになっています。
このページでは、実際に歩いた写真とともに、御朱印色紙や地図、所要時間などの情報についてもご紹介していきます。
目次
北千住の千寿七福神巡りとは
千住の町を活性化する目的ではじまったのが「千寿七福神巡り」です。
北千住駅西口周辺の神社7箇所を巡りながら旧千住宿の面影を感じながら歩くことができるコースになっています。
また、すべてが神社で内3箇所が氷川神社というのも特徴の一つではないでしょうか。
巡る順番
巡る順番は、特に決められていないので好きなところから回ることができますが、多くの人は北千住駅から近い千住本氷川神社からスタートする人が多いように思います。
千寿七福神巡りの期間と所要時間と距離、地図
期間と受付時間
- 参拝期間:元旦から7日
- 参拝時間:午前9時から午後16まで
所要時間と距離
所要時間は2時間から3時間くらいが目安になっています。
距離は私が実際に万歩計をつけて歩いた記録をこの後に載せていますので、よかったらそちらを参考にしてみてください。
地図(マップ)
地図は各神社に置かれているパンフレットにも書かれています。
千寿七福神の色紙や御朱印、御神体の値段はいくらか
色紙と御朱印
- 干支 千寿七福神の色紙:2,000円
- 宝船 千寿七福神の色紙:1,500円
- 御朱印:200円
写真の色紙は「干支」になります。
また、御朱印帳への御朱印は300円になります。
御神体
- 御神体:各700円(各神社にて一体ずつお求めください。)
- お敷代:100円(氷川神社)
無料スタンプ台紙
各神社には、無料のスタンプ台紙も置かれています。
すべてのスタンプを押して色を塗るとこんな感じになります。
千寿七福神一覧
お寺名 | 七福神 | 住所 |
---|---|---|
千住本氷川神社 | 大黒天 | 足立区千住3-22 |
大川町氷川神社 | 布袋尊 | 足立区千住大川町12-3 |
元宿神社 | 寿老人 | 足立区千住元町33-4 |
千住神社 | 恵比須 | 足立区千住宮元町24-1 |
八幡神社 | 毘沙門天 | 足立区千住宮元町3-8 |
河原町稲荷神社 | 福禄寿 | 足立区千住河原町10-13 |
仲町氷川神社 | 弁財天 | 足立区千住仲町48-2 |
千寿七福神巡りした全記録
<今回のコース>
北千住駅→<仲町氷川神社>→<河原町稲荷神社>→<八幡神社>→<千住神社>→<千住本氷川神社>→<大川町氷川神社>→<元宿神社>→北千住駅
まずは北千住の西口を出発して、仲町氷川神社を目指すことにしました。
ネットを見ると千住本氷川神社からスタートしている人が多いように感じたので、もしかしたら私が回ったコースは珍しいのかもしれません。
9時4分に北千住の西口をスタートしました。
西口を出たら真っすぐ歩いて北千住駅西口交差点のところに降りる階段を下ります。
階段を降りたら、交差点を渡ってそのまま真っすぐ歩いて行きます。。
細い繁華街の中を進んでいきます。
金蔵寺の横を通り過ぎます。
「森鴎外旧居 橘井堂跡」の横を通り過ぎます。
東京芸術大学千住校の横を通り過ぎます。
道路にぶつかったら交差点を渡って、ミリオン通り商店街の中に入っていきます。
足立仲町郵便局の横を通り過ぎます。
千寿七福神の赤いのぼりがところどころに立っていました。
仲町氷川神社
千寿七福神の弁財天が祀られている仲町氷川神社に到着しました。
北千住の西口を9時4分に出発して仲町氷川神社に到着したときには9時13分になっていました。
なので駅からここまでの所要時間は9分。
万歩計は1072歩で、距離は0.77kmとなりました。
千住仲町は、江戸時代に石出掃部亮という人が千住の南に広がる河川敷の湿地帯を開墾して町にしたのが始まりとされています。
そのときに元和二年(1616)、牛田にあった氷川神社を石出家の鎮守として勧進されたのが仲町氷川神社だそうです。
境内にあった弁天池の中島に祀られていた弁財天が千寿七福神の一つになっています。
池の真ん中で祀られている御神体は、弁天像供養庚申塔です。
干支の色紙を購入して御朱印を頂きました。
こちらが「福徳」と書かれた仲町氷川神社の御朱印になります。
また、無料スタンプ台紙も頂きました。
スタンプは弁財天が持っている琵琶の絵柄のスタンプでした。
次は、福禄寿が祀られている河原町稲荷神社へ向かいます。
仲町氷川神社を出たら左に歩いて墨堤通りに行きます。
墨堤通りに出たら交差点を渡って右に歩いて行きます。
千住宮元町交差点まで来たら左に曲がります。
あとは日光街道沿いをまっすぐ歩いていると左側に河原町稲荷神社が見えてきます。
河原町稲荷神社(福禄寿)
千寿七福神の福禄寿が祀られている河原町稲荷神社に到着しました。
河原町稲荷神社に到着したときの時間は9時31分だったので、北千住駅からここまでの所要時間は27分となりました。
仲町氷川神社で御朱印やスタンプを押したりしていたので、少しここまで来るのに時間がかかってしまいました。
万歩計は1974歩で、距離は1.42kmとなりました。
河原町稲荷神社は、河原町の鎮守だけでなく河原町ある千住青物市場(やっちゃ場)の守護神でもありました。
千住青物市場とは天正四年(1576)に創設された市場で、神田・駒込とともに江戸三大市場のひとつに数えられていました。
境内には立派な福禄寿の石像が立っていました。
こちらが「開運」と書かれた福禄寿の御朱印になります。
スタンプは、巻物の絵柄でした。
次は、毘沙門天が祀られている八幡神社を目指します。
千住宮元町交差点まで戻ったら交差点を渡って日光街道(国道4号線)を進んでいきます。
八幡神社(毘沙門天)
千寿七福神の毘沙門天が祀られている八幡神社に到着しました。
八幡神社に到着したときの時間は9時42分だったので、ここまでの所要時間は38分。
万歩計は2617歩で、距離は1.88kmとなりました。
八幡神社は、源義家が永承五年(1050)に奥州征伐に赴く途中で千住に滞陣し、渡裸川の渡し場に白幡を立て戦勝祈願をしました。
そのため白幡八幡神社とも呼ばれています。
強そくて勇ましい姿の毘沙門天の石像が境内に立っていました
スタンプは兜のイラストでした。
次は、恵比寿天が祀られている千住神社を目指します。
千住警察署入口交差点のところを左に曲がります。
曲がらないといけない場所に、道を間違えないようにと千寿七福神の赤いのぼりが立っていました。
ありがたいです。
道なりに進んでいきます。
分かれ道になっていますが、ここは写真右の道を進んでいきます。
千住神社が見えてきました。
千住神社(恵比寿天)
千寿七福神の恵比寿天が祀られている千住神社に到着しました。
千住神社に到着したときの時間は9時51分だったので、所要時間は47分。
万歩計は3055歩で、距離は2.19kmとなりました。
千住神社は、旧千手町の総鎮守で歴史も古く、平安時代の延長四年(926)に千崎稲荷として祀られたのが始まりだそうです。
その後、弘安二年(1279)には氷川神社を勧請して両社合祀となり、「二ッ森」と通称され、明治になってからは稲荷・氷川の両社を合併し、「西森神社」と改称しました。
千住神社と呼ばれるようになったのは大正四年(1915)からです。
奉納された灯籠の並びの向こうに恵比寿天がいらっしゃいました。
赤いマフラーをしている恵比寿天の石像が立っていました。
「願かけ」と書かれた恵比寿天の御朱印を頂きました。
スタンプは立派な鯛の絵柄でした。
次は大黒天が祀られている千住本氷川神社へと向かいます。
千住警察署入口交差点まで戻ったら、交差点を渡って左に歩いて行きます。
北千住駅入口交差点まで来ました。
交差点を渡って「きたろーど1010商店街」の中に入り、サンドラッグのところを左に曲がりました。
ほんとでしたら、次の曲がり角を曲がった方がよかったです。
細い道を進んでいきます。
「ハッピーロード商店会」の看板が立っているところを右に曲がります。
ここを右に曲がります。
さっきの「きたろーど1010商店街」の道をもうひとつ先で曲がっていればこんなことにはなっていませんでした。
千住本氷川神社(大黒天)
千寿七福神の大黒天が祀られている千住本氷川神社に到着しました。
千住本氷川神社に到着したときの時間が10時16分だったので、所要時間は1時間12分。
万歩計は5166歩で、距離は3.71kmとなりました。
千住本氷川神社は、徳治二年(1307)に下総国千葉氏が牛田に千葉山西光院とともに、現在の千住曙町に氷川社として創建しました。
千葉氏の一族であった権の兵衛(小林氏)等、地元の有志たちが土地を奉納することによって分社を建立し、現在の姿になったそうです。
境内末社の久須志神社に大黒天が祀られていました。
こちらが千寿七福神の大黒天です。
「招福」と書かれた大黒天の御朱印を頂きました。
スタンプは、大黒天が持っている小槌のイラストが描かれていました。
次は、布袋尊が祀られている大川町氷川神社を目指します。
国道4号線に出たら、交差点を渡ってそのまま真っすぐ進みます。
大黒湯の横を通り過ぎます。
大黒湯を通り過ぎ最初の信号のところを右に曲がります。
千寿双葉小学校の横を通り過ぎます。
荒川河川敷前まで来たら左に曲がります。
布袋尊の赤いのぼりも立っていました。
住宅街の中を進んでいきます。
大川町氷川神社(布袋尊)
千寿七福神の布袋尊が祀られている大川町氷川神社に到着しました。
大川町氷川神社に到着したときの時間が10時35分だったので、所要時間は1時間31分。
万歩計は6550歩で、距離は4.71kmとなりました。
長い参道を歩いて社殿へ向かいます。
大川町氷川神社は、千住五丁目の鎮守で、創建は鎌倉時代の永仁年間(1293年)という歴史ある神社です。
川、稲荷、浅間の三社からなり安養院がその別当寺だったといいます。
立派な布袋尊の石像が赤いのぼりに囲まれて境内に建っていました。
「来福」と書かれた布袋尊の御朱印を押していただきました。
スタンプは団扇の絵柄が入ったものでした。
境内では参拝に来た人のために甘酒が配られていました。
寒くなった身体が一気に暖かくなってありがたかったです。
また、社殿左手の富士塚は「大川富士」と呼ばれ、区内で現存する最古の富士塚だそうなので、いっしょにこちらも登ってみることをおすすめします。
次は、いよいよ最後の寿老神が祀られている元宿神社へと向かいます。
千住公園の横を通り過ぎます。
タカラ湯の横を通り過ぎます。
タカラ湯を通り過ぎた次の道くらいで、右に曲がります。
少し大きな道路に出てきたら左に曲がります。
歩いて行くと右手に元宿神社が見えてきます。
元宿神社(寿老神)
千寿七福神の寿老神が祀られている元宿神社に到着しました。
元宿神社に到着したときの時間は10時58分だったので、所要時間は1時間54分。
万歩計は8121歩で、距離は5.84kmとなりました。
千住元町周辺は、かつて「元宿」と呼ばれ、千住で最も早くに開拓され集落があった場所だそうです。
江戸時代以前からあった八幡神社も四丁目氷川神社に合祀されていたのですが、昭和五年(1930)地元の稲荷神社と合わせて分離独立し今日の元宿神社となりました。
こちらが千寿七福神の寿老神です。
「ぼけ封じ」と書かれた寿老神の御朱印を頂きました。
スタンプは団扇のイラストでした。
これですべての御朱印を揃えることができました。
完成した色紙がこちらです。
無料スタンプも完成しました。
あとは、北千住駅へと向かいます。
千寿七福神巡りを終えて北千住駅に着いたときには11時25分になっていました。
駅を出発したのが9時4分だったので、所要時間は2時間21分。
万歩計は10398歩で、距離は7.48kmとなりました。
万歩計でみた千寿七福神巡りの所要時間と距離
駅・神社・お寺名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
北千住駅 | 9時04分 | - | - | - |
仲町氷川神社 | 9時13分 | 9分 | 1,072歩 | 0.77km |
河原町稲荷神社 | 9時31分 | 27分 | 1,974歩 | 1.42km |
八幡神社 | 9時42分 | 38分 | 2,617歩 | 1.88km |
千住神社 | 9時51分 | 47分 | 3,055歩 | 2.19km |
千住本氷川神社 | 10時16分 | 1時間12分 | 5,166歩 | 3.71km |
大川町氷川神社 | 10時35分 | 1時間31分 | 6,550歩 | 4.71km |
元宿神社 | 10時58分 | 1時間54分 | 8,121歩 | 5.84km |
北千住駅 | 11時25分 | 2時間21分 | 10,398歩 | 7.48km |
2018年1月3日に 私、妻、8歳、9歳の4人で千寿七福神巡りをしました。
北千住を 9:00スタートし、最初は空いていましたが、最後の仲町氷川神社では御朱印をいただくまでに30分程度の時間を要する行列でした。本文にあるように「逆回り(時計回り)の方が良かったのかな」と思ったりもしましたが、本文の記録にもあるように3時間程度で巡り、北千住の様子を見て回れて良かったと思っています。
色々な情報ありがとうございました。
シリウス様
ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
家族で七福神巡りなんて、とても素敵ですね。
私のブログが少しでもお役に立てたなら、とてもうれしいです。
コメントをくださり、ありがとうございました。