東京都羽村市にある羽村堰は、桜の名所として知られている場所です。
玉川上水沿いと羽村堰周辺を中心に約200本の桜の木が植えられていて、羽村の春の一大イベントである「はむら花と水のまつり」の「さくらまつり」の会場となっています。
このページでは、そんな春の様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の桜の現在の開花状況、ライトアップなどの情報をご紹介していきます。
目次
羽村堰の桜の見頃
羽村堰の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬頃です。
羽村堰の桜の現在の開花状況
現在の桜の開花状況については、羽村市観光協会が運営しているサイトで確認することができます。
はむら花と水のまつりとライトアップ
春の羽村市の一大イベントである「はむら花と水のまつり」は、前期が羽村堰周辺の「さくらまつり」、後期が根がらみ水田前の「チューリップ祭り」となっています。
お祭りの期間中には、多数の模擬店が出展されるほか、様々なイベントが予定されています。
ライトアップ
夜には桜のライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な景色を見ることができるので、お花見デートにもおすすめです。
お祭りの詳しい日程やイベント情報、またライトアップ機関などについては、羽村市役所のホームページでご確認ください。
「はむら花と水のまつり」のチューリップ祭りの様子や詳しい情報については、別のページに載せていますので、こちらをご覧ください。
羽村堰の桜の写真
羽村堰は、JR青梅線の「羽村駅」西口から徒歩で約15分ほどの場所にあります。
羽村橋からの景色です。
玉川上水の桜並木が一望することができます。
美味しそうなグルメを販売している模擬店がたくさん出店していました。
玉川上水は古くから桜の名所として有名な場所でした。
お花見ハイキングを楽しんでいる方々がいらっしゃいました。
歴史史跡も多く残されているので、おすすめです。
羽村取水堰と玉川上水
羽村取水堰は、多摩川をせき止め水道用の原水を玉川上水路に引き入れるために造られたもので、固定堰や投渡堰と呼ばれる珍しい構造の堰からできています。
玉川上水は、羽村取水堰から新宿区の四谷大木戸に至る延長約43kmの上水路で、承応三年(1654)に江戸の飲料水供給のために造られたものです。
現在は、羽村取水堰から小平監視所までの約12kmが上水路として利用されています。
牛枠(川倉水制)
治水の技術の一つである牛枠(川倉水制)が、展示されていました。
水の勢いを弱め堤防が壊れるのを防ぐのが「川倉」で、形が馬の背中に似ていることから、「川鞍」と名付けられ、のちに「川倉」と呼ばれるようになりました。
様々な種類があり、もっとも一般的なものが「牛枠」といわれています。
「牛枠」は、堤防に植えた河畔林を切り出し組み立てます。
木材だけでは、水中で浮き上がるため、水の勢いに負けないよう、川床の玉石を詰めた蛇籠で固定します。
そうすることで、堤防を強化する林が同時に治水の材料を提供するような仕組みとなっています。
玉川兄弟像
玉川上水開削の功労者である玉川庄右衛門・清右衛門兄弟の像が立っていました。
上水完成後、兄弟は幕府からその功労により「玉川」の姓と200石を賜わりました。
像が立っている周辺には桜が咲き誇っています。
手前が弟の清右衛門、後ろが兄の庄右衛門です。
【動画】羽村堰の桜の景色
羽村堰の桜の景色を動画にしました。
羽村市の桜の名所であり、はむら花と水のまつりの会場となっている場所の桜の様子をぜひ動画でもご覧ください。