神奈川県秦野市蓑毛にある緑水庵は、昭和五年(1930)に今泉の旧芦川家住宅に建てられたものを平成三年(1991)に移築復元させた建物で、秋になると真っ赤なモミジに包まれます。
そんな様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の状況、ライトアップ、アクセス方法や駐車場などの情報についてもご紹介していきます。
目次
緑水庵の紅葉の見頃
緑水庵の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。
緑水庵の紅葉の現在の状況
現在の紅葉の状況については、秦野市観光協会が運営しているホームページで確認することができます。
緑水庵の紅葉のライトアップ
紅葉が見ごろとなる11月下旬から12月上旬頃にかけてライトアップが行われます。
ライトアップの時間は日没から19時半までです。(変更の場合あり)
また、ライトアップイベントが開催される日には、和太鼓、オカリナの演奏、フラダンスなどが披露されたり、そばやおでんを販売する模擬店が出店されます。
人口の減少が続く丹沢麓の蓑毛地区に人を呼び込もうと、はじまったイベントなんだそうです。
緑水庵の紅葉の写真
緑水庵に到着するとまず目に飛び込んでくるのが、水車小屋です。
水車は、精米や製粉の機械として、農家や消費者にとって必要不可欠なものだったそうです。
入口のところには、「御師の里」についての説明版が立っていました。
蓑毛は「御師の里」とも呼ばれているそうです。
御師とは、江戸時代初期に幕府の社寺統制により大山から下って蓑毛に移り住み、大山参詣での宿泊施設も兼ねた案内や大山信仰の布教活動をした先導師です。
「御師の里」は、昭和六十二年(1987)に「かながわの街並み百選」に選ばれたそうです。
緑水庵の前には、コキアが植えてありました。
秋になると真っ赤になるコキアですが、すでに紅葉の見頃は過ぎてしまっていました。
色づいた木々が建物の両脇に立っていました。
緑水庵では、秋のお月見会など様々なイベントが行われているそうです。
移築した住宅は、昭和初期の標準的な農家住宅で、当時の農家建築を知る上で貴重なものとなっています。
中に入って休憩することができます。
また、土間には農具や日用品も展示されているので、当時の農家の暮らしを知る貴重な体験ができます。
干し柿がまた風情を感じさせてくれています。
蓑毛自然観察の森
緑水庵の隣には、広さ約2ヘクタールの蓑毛自然観察の森があります。
蓑毛自然観察の森は、自然とふれあえる憩いの場として昭和六十年(1985)に環境教育のために設置した森林です。
入園無料、年中無休で中に入って散策することができます。
近くには、蓑毛のもうひとつの紅葉の名所、宝蓮寺がありますので、こちらにも足を運んで見てください。
【動画】緑水庵の紅葉の景色
緑水庵の紅葉の景色を動画にしてみました。
秦野市の紅葉の名所のひとつである緑水庵の景色をぜひ動画でもご覧ください。
緑水庵へのアクセス方法(行き方)
電車とバス
- 最寄り駅:小田急線の「秦野駅」
- 北口の4番バスのりばから【秦20】「蓑毛行き」もしくは【秦21】ヤビツ峠行のバスに乗車し、「青年橋」バス停で下車、徒歩約2分
駐車場
- 駐車場あり
地図
- 神奈川県秦野市蓑毛269番地