群馬県の館林つつじまつりは、全国からたくさんの人たちが訪れる花の名所です。
約100品種・10,000株のつつじが咲き誇る景色は圧巻で、他では見ることができない華やかな景色が広がっています。
このページでは、そんな様子を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や現在の開花状況、アクセス方法や駐車場の情報などについてもご紹介していきます。
目次
館林市つつじが岡公園のツツジの見頃
館林市つつじが岡公園のツツジの見頃は、例年4月中旬から5月上旬頃です。
館林市つつじが岡公園のツツジの現在の開花状況
ツツジの開花状況については、「館林市つつじが岡公園ガイド」というホームページで確認することができます。
館林つつじまつり
ツツジの見頃に合わせて、毎年4月上旬から5月上旬頃にかけて「館林つつじまつり」が開催されます。
つつじまつり開催中には「江戸幕府鉄砲組百人隊出陣」や「花と緑のフェスティバル」など様々なイベントが催されます。
その他にもお土産物や館林の物産品などが会場で販売されています。
詳しい日程については、上記に記載・リンクしている「館林市つつじが岡公園ガイド」でご確認ください。
館林つつじまつりへのアクセス方法(行き方)
電車(最寄り駅)
- 東武伊勢崎線「館林駅」
路線バス・臨時バス
館林駅から路線バスで行く場合は、館林駅の東口から「館林・板倉線」に乗車し「つつじが岡公園入口」で下車し、そこから歩いて約7分になります。
バスの本数は多くないので、時刻表を確認しておくことをおすすめします。
バスのりばは、東口を出て目の前のローターの渡った先にあります。
土日祝日の特定の日には、臨時バスが出ることもあるようなので、気になる方はお調べください。
タクシー
館林駅からタクシーを利用していく場合、所要時間約10分、1台約1100~1300円が目安になっています。
駐車場
- 無料の駐車場が、約800台
徒歩
- 館林駅から徒歩の場合は約30分、距離は2km
レンタサイクル
館林市では観光に訪れた人のために「ぽんチャリ」という無料で自転車を貸してくれるサービスがあります。
とっても便利なサービスなので、つつじだけでなく館林の街をぐるっと観光してみたいという人にはおすすめです。
詳しい情報については、「館林くらし」というサイトで確認できます。
地図
館林つつじまつりの料金と時間
入園料は、見頃の期間が630円。
咲きはじめ・見頃過ぎの時期は料金が変わります。
時間は、午前9時から午後4時30分(最終入場は午後4時)までとなっています。
館林つつじまつりの写真
つつじが岡公園は、昭和九年(1934)に史跡名勝天然記念物保存法により、国の名勝に指定された公園です。
昔から自生していたヤマツツジと、寛永四年(1627)第三代館林城主である榊原忠次をはじめ、歴代の城主たちが各地よりツツジを移植して、こんにちの素晴らしいツツジの景観があるそうです。
公園内には、園内のどこにどんなツツジが咲いているかの地図やツツジの種類に関する説明のパンフレットが置かれているので、より詳しく公園内を楽しむことができます。
公園内は、見学コースの道案内版が掲げられているので、わかりやくす園内を散策できました。
散策路もしっかりと整備されているので、歩きやすかったです。
ただ、道が細いので混雑時は歩くのが少し大変だと思います。
至る所に東屋が建っているので、暑い日差しでも途中休憩しながら、花観賞を楽しむことができます。
どこの観光地でも目にする顔ハメパネルはこんな感じでした。
ツツジだけでなく、見事な藤も咲いていました。
分福茶釜の伝説で知られる館林市らしく、タヌキの像も置かれていました。
名木つつじガイド
つつじまつりの期間中には、公園内の名木を巡る「名木つつじガイド」が無料で開催されています。
時間は、午前9時から20分間隔で行われ、午後15時まで開催されていました。
①飛鳥川
飛鳥川は、江戸時代から知られるオオヤマツツジ系の古い品種です。
②勾当内侍遺愛のツツジ
推定樹齢800年のヤマツツジです。
新田義貞が妻の勾当内侍のために植えていた古木を江戸時代初期の館林城主であった榊原忠次がこの場所に多数移植したものだそうです。
③蓑霧島
がく片が不完全に花弁化した蓑咲きのキリシマツツジです。
太い幹が曲がりながら伸びている姿がとても印象的です。
④桃色ヤマツツジ
名前の通り桃色のとても華やかなツツジです。
⑤乙女心
淡いピンクの花を咲かせる「乙女心」はオオヤマツツジです。
館林市オリジナル8品種のひとつだそうです。
⑥八重咲きヤマツツジ
満開のときに訪れることができた八重咲きヤマツツジです。
⑦花山姫
くすんだ紅色(すす紅色)の花を咲かせるのが「花山姫」です。
館林市オリジナル8品種のひとつで、わびさびを感じさせてくれる上品なヤマツツジです。
⑧本霧島
⑨八重霧島
⑩峰の松風
⑪千重大紫
千重大紫は遅咲きのツツジのため、私が行ったときはまだ残念ながら蕾の状態でした。
⑫古木ツツジ幹のトンネル
ヤマツツジと紅霧島によって作られた古木ツツジ幹のトンネルです。
花期の最後には、花絨毯の絶景が見られるそうです。
⑬東錦
「東錦」は、江戸キリシマの古品種で花期がやや遅めです。
そのため、私が行ったときは残念ながらまだつぼみの状態でした。
キリシマツツジには珍しく、淡紅色地に赤紅色の絞り花と、紅色無地花を枝ごとに咲きわけるそうです。
⑭日の出霧島
「日の出霧島」は、鮮やかな蛍光色の花がまぶしい江戸キリシマの古品種です。
東京大久保の日の出園から出たもので、当時から多く生産され、現在もよく見かけるものです。
⑮八重ケラ霧島
ケラとは本霧島と比べて深紅の花色から変化したものをいうそうです。
宇宙ツツジ
公園内には、名木のツツジ以外に宇宙ツツジコーナーが設けられていました。
これは平成六年(1994)7月にアジア発の女性宇宙飛行士になった向井千秋さん(館林市出身)が、館林市つつじが岡公園から採取したツツジの種子とともに、スペースシャトルで飛行し、地球に帰還後、発芽させたものだそうです。
つつじ映像学習館
つつじまつりを見終えたら、その隣にあるつつじが岡ふれあいセンターにあるつつじ映像学習館に行かれてみるのもおすすめです。
4Dシアターで満開のツツジを体感できるそうです。
料金は、大人が490円、小・中学生は240円。
時間は午前9時から午後17時までで、つつじまつりの期間中は休まずに営業しているそうです。
【動画】館林つつじまつりの景色
館林つつじまつりの景色を動画にもしてみました。
約100品種・10,000株のつつじと名木たちの景色をぜひ動画でもご覧ください。
つつじの見頃の時期に合わせて、近くの東武トレジャーガーデンでは、芝桜やネモフィラが見頃を迎えています。
時間がある方はこちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。