カラフルで美しく、誰からも愛されるチューリップ。
そんなチューリップの花言葉や由来、見頃の時期や種類、育て方などについてご紹介していきます。
目次
チューリップとは
チューリップはユリ科チューリップ属の植物で、球根ができる植物として知られており、形態は有皮鱗茎です。
和名では鬱金香(ウコンコウ)と呼ばれることがあります。
花弁の先端が丸いものや尖ったもの、フリル状のものなど様々です。
咲き方は、一重から八重などがあり、1つの球根から複数の花がつくもの、すぼまった状態で開花するものなど幅広い種類があるのも特徴です。
花の色も非常に多く、青いチューリップを生み出そうという動きもあります。
チューリップの花言葉
チューリップは色ごとに様々な花言葉があります。
例えば紫のチューリップの花言葉は「不滅の愛」です。
西洋では王者の風や気高さを表すroyaltyが花言葉になっています。
ピンクのチューリップの花言葉は「愛の芽生え」や「誠実の愛」です。
このように良い意味の花言葉もありますが、中には白いチューリップの花言葉のように「失われた愛」といった悲しい意味のものもあります。
そのため、チューリップをプレゼントする際には注意をしておく必要があります。
なお、赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」です。
チューリップの由来
野生のチューリップは、十字軍によってもたらされたとされ、その後、トルコで品種改良が重ねられて園芸種が、十六世紀にオランダ商人によって紹介されるようになりました。
チューリップの名前の由来は、通訳が「形がチュリバンに似ている花」と説明したことから、その後チューリップになったとされています。
チュリバンとはペルシア語でターバンを意味します。
チューリップの見頃・どんな花を咲かせるのか
チューリップはあまりにも種類が多いため、咲く月もそれぞれ異なっています。
具体的には早咲きの場合3月下旬から4月中旬ごろですが、普通咲きなら4月中旬から5月ごろに咲きます。
遅咲きの場合は4月下旬から5月頃に咲きます。大まかに言えば春頃咲くと言えます。
咲き方もまさに多種多様であり、中には花弁が外側へ反り返って全開して開花するものもあります。
他にもフリル状の花を咲かせるものもあり、好みに合わせて育てる品種を選ぶことができます。
チューリップの種類・品種
チューリップは咲くまでの速さで大まかに早生種、中生種、晩生種の3つに分けることができます。
その中で早生種には一重早咲き系と八重早咲き系があります。
中世種にはトライアンフ系、ダーウィン・ハイブリッド系が分類されます。
晩生種は多く、一重遅咲き系や八重遅咲き系、ユリ咲き系など幅広いのが特徴です。
いずれも種から育てると咲くまでに年月が必要となりますが、球根から育てることで比較的早い段階で花を咲かせることができます。
チューリップの育て方
チューリップの育て方のポイントになっているのが水のやり方です。
水を一気にたくさんあげると土が水分を吸う前に流れ落ちてしまうので数分間の時間を空けて、数回にわけで水やりを行う必要があります。
鉢植えの場合は高さが30cm程度ある深めのプラスティック鉢がおすすめです。
チューリップの開花には冬の寒さも重要です。
そのため、冬の寒さが感じられる屋外で栽培するのが一般的になっており、雨や雪が当たるくらいの場所が育てるには適しています。