結婚式のブーケなどにも使用されるダリアの花言葉や由来、見頃の時期や種類、育て方などについてご紹介していきます。
目次
ダリアとは
ダリアはアレンジメントや花束でよく使われている花で、メキシコが原産のキク科の多年草の総称で日本へは1842年に長崎に持ち込まれたのが最初です。
高温で乾燥した環境を好み、多くの花びらで華やかに丸く色鮮やかに咲きます。
色も定番の赤からピンク、オレンジ、紫と多彩で他の花と一緒になっても非常に存在感があり大きな花を咲かせるといわれています。
育てやすいということもあり、品質改良が盛んでガーデニングでも人気の種類の花です。
ダリアの花言葉
ダリアの花言葉はその色によって異なり、華やかで存在感がある赤いダリアの花言葉は「栄華」と「華麗」です。
優しい印象の白いダリアは豊かな愛や感謝といった意味を持ち、結婚式のブーケや装飾に使われることも多いと言われています。
黄色のダリアは優しさと美しさをイメージした「栄華」と「優美」という意味を持ちます。
このほかにも様々な色がありますが、赤・白・黄以外のダリアには花言葉はないと言われています。
またダリアには裏切りや移り気といったネガティブな意味もあるため使い方には注意するようにしましょう。
ダリアの由来
ダリアの名前の由来は、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダールさんの名前に
由来しています。
日本には江戸時代にオランダから入ってきて、花の形が牡丹の花に似ているので、和名では 「天竺牡丹(テンジクボタン)」と呼ばれています。
ダリアの見頃・どんな花を咲かすか
ダリアの見頃は7~10月頃と言われており、冬から春先にかけて球根を植えておくと暑い夏の時期から秋の始めまで花を咲かせることができると言われています。
ダリアは種類が多く咲き方はそれぞれ異なります。
睡蓮のような見た目のスイレン咲き、花びらの縁が内側に丸く巻いたショー咲き、花びらの中央に芯が通り2~5重に花びらがつくピオニー咲き、花全体が直径5センチ以上のボールのようになるボール咲きというように多くの咲き方があります。
ダリアの種類・品種
ダリアの種類は豊富にあり、園芸品種の数は15000以上にのぼり、それらは花の形によってカクタス咲きやデコラティブ咲きなど10のグループに分けられています。
代表的な品種として皇帝ダリアがあります。
ダリアの中でも最も大きく育つ品種で丈が4~5メートルにもなる超大型種で木立ダリアという呼び方もされています。
皇帝の名に恥じない存在感と気品あるピンク色から名付けられたといわれています。
このほかに爽やかで発色の良い黄色の花が特徴的な満天、アメリカでつくられたサンタクロース、オレンジ色の中大輪の花びらが特徴で初心者でも育てやすいかがり火など数多くあります。
ダリアの育て方
ダリアは日照不足になると花付きが悪くなるため日当たりの良い場所での栽培がおすすめです。
春と秋の成長する時期は乾燥しないようにたっぷりと水をあげるようにしましょう。
鉢植えの場合は表面の土が乾いたら、地植えの場合は球根を植えたときにたっぷりと水を与え、それ以降は乾燥がひどい場合以外は特に必要ないと言われています。
水はけのよい用土が適しているため、市販の草花培養土を使うと良いでしょう。
暑さに少し弱いという特徴があるため注意が必要です。