長野県松本市蟻ケ崎にある城山公園は、江戸時代の天保十四年(1843)に松本城主であった戸田光庸が、犬甘城址に桜や楓数千本を植え、領民に開放したことがきっかけとなり、明治六年(1873)の太政官布告に基づいて、明治八年(1875)に長野県(当時は筑摩県)で初めて公園に指定されました。
展望台からは約300度という大パノラマが広がり、松本市や北アルプスを一望することができます。
このページでは、そんな歴史ある城山公園へのアクセス方法や駐車場、園内の様子などをご紹介していきます。
目次
城山公園へのアクセス方法(行き方)
バス
- 北市内線バス(西まわり)の「城山公園口」バス停
- 岡田線バスの「城山公園口」バス停
- アルプス公園線バスの「放光寺」バス停
駐車場
- 無料の駐車場あり
地図
- 住所:長野県松本市蟻ケ崎(大字)1139
城山公園の園内
園内マップ
中央広場
芝生が広がる中央広場は、ピクニックにおすすめです。
子供広場
遊具が置かれている子供広場。
犬甘城山跡
古くから山城が築かれ、南北朝時代からは信濃国守護となった小笠原氏が重要な支城として治めていました。
今も残る空堀は、山城当時の構造物の跡です。
城山稲荷神社
城山稲荷神社は、松本藩四代藩主の松平直政が尊崇したが、寛永十五年(1638)に松江(現在の島根県)に移封となったとき、同稲荷神社を分祀し、松江に迎えて守護神としました。
現在は、松江神社として多くの信仰を集めていることから出世稲荷といわれています。
城山公園文学碑
公園開設以降、園内には多くの歌碑や句碑が置かれ、文学碑の公園としても親しまれています。
城山公園解放の碑・芭蕉句碑などの古い碑や、窪田空穂、浅井冽など地元ゆかりの人物の歌碑が現在でも多く残されています。
窪田空穂歌碑
展望台
松本平や周辺の山々、北アルプスを見渡すことができる展望台があります。
展望台から見た日本アルプスの山々の景色です。
東山・美ヶ原の山々の景色。
【動画】城山公園の展望台からの景色
城山公園の展望台からの景色を動画にしました。
写真とはまた違った臨場感を感じていただけると思うので、ぜひこちらもご覧ください。