秋の松本を観光していたときに、黄色いイチョウと真っ赤なモミジが目に留まり、足を止めた場所が長野県松本市城西1丁目にある駒町馬頭観世音のところでした。
その様子を写真でご紹介するとともに、アクセス方法などの情報もお伝えしていきます。
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駒町馬頭観世音
水野忠直公が藩主を務めていた貞享三年(1686)の10月、藩政が苛酷で領民が苦しむみ一方だったため農民代表中菅村の庄屋多田加助等が年貢の軽減を求める嘆願を領主にしました。
しかし書状はとりあげられ、加助等同志は逮捕投獄されてしまいました。
このとき水野家の家臣であった鈴本伊織が農民側に同情し、「貞享義民騒動」の指導者であった多田加助の助命の特使として江戸より早馬でこの辺りまで来ましたが、精つき駒の足が折れ、処刑の時刻に間に合わなかったといいます。
その時の早馬の頭蓋骨を奉祀したのがこの観音様で、旧町名の「駒町」の由来となっています。
駒町馬頭観世音と紅葉
秋の駒町馬頭観世音周辺の様子です。
思わず足を止めて見入ってしまいました。
駒町馬頭観世音へのアクセス方法
電車(最寄り駅)
- 北松本駅から徒歩約5分
地図
- 住所:長野県松本市城西1丁目9