日光東照宮の裏手の山に鎮座する滝尾神社は、二荒山神社の別宮で、近年ではパワースポットとして人気の場所です。
私は、実際に日光東照宮から歩いて滝尾神社まで行ってきましたので、その道のりを写真でお伝えするとともに、万歩計で測った所要時間と距離についてもご紹介していきます。
目次
日光東照宮から滝尾神社まで徒歩
表参道から日光東照宮を正面に見て、右の道を歩いて行きます。
10時22分にスタートしました。
ちなみに日光東照宮がある場所の標高は、東京スカイツリーと同じ高さなんだそうです。
日光東照宮宝物館と輪王寺の大護摩堂に挟まれた石垣が素敵な道を歩いて行きます。
突き当りを左に曲がります。
そのまままっすぐ歩いて行きます。
東照宮大駐車場の横を通り過ぎます。
紅葉の時期に訪れたので、ところどころで美しい紅葉の景色を見ることができました。
日光東照宮美術館のところまで来たら、右の道を歩いて行きます。
この道は、史跡探勝路と名付けられているようです。
教旻僧都の墓
教旻僧都の墓は、勝道上人の十大弟子のひとりで、上人第一の高弟でした。
上人に従って日光を開山し、ともに苦行を積んで弘仁八年(817)上人の後を継いで、日光山第二祖となったそうです。
社務所のところで、右に曲がります。
次の道で左です。
滝尾神社まで900mと書かれた道案内の札か掲げられていました。
真っ赤に染まったモミジの中、道を歩いて行きます。
だんだんと自然が多くなっていきます。
養源院跡
寛永三年(1626)、水戸頼房の養母「英勝院」が「於六の方」の菩提を弔うために創建した寺院です。
徳川家康の側室であった於六の方の院号が「養源院」であったことから、そのまま寺号としたものです。
水戸家が代々の大檀家となり、元禄二年(1689)には、松尾芭蕉が奥の細道行脚の途中にこの寺を訪れてから東照宮に参詣しましたが、明治の神仏分離のときに廃寺となってしまったそうです。
道が合流するところまできました。
周辺の紅葉の景色が素晴らしかったので写真を撮りました。
この道は、砂防堰堤群ハイキングコースと呼ばれているようです。
コンクリートの舗装された道から、左に曲がって石畳のある道の中へと歩いて行きます。
輪王寺の開山堂、観音堂が建っている場所に来ました。
開山堂、観音堂が建っている場所に到着したときの時間が10時33分だったので、ここまでの所要時間は11分。
万歩計は972歩で、距離は680メートルとなりました。
輪王寺観音堂(産宮)(香車堂)
この観音堂では、三十三観音の一つで、病苦からの救済を本願としている楊柳観音が祀られています。
右手に柳の枝を持つことからその名があるそうです。
また、香車堂もしくは産の宮とも呼ばれています。
楊柳観音の功徳にあやかって安産を願う信仰があり、香車は将棋の駒で、戻らずに直進する駒なので、妊婦がこの駒を借りて帰り、自宅の神棚に祀ると無事出産できるとされています。
観音堂に将棋の駒がたくさん置かれているのは、出産後に借りた駒と共に新調した駒を一緒に返納するので、どんどん駒の数が増えていくそうです。
観音堂の奥に人が集まっていたので、気になって行ってみることにしました。
勝道上人の墓
日光開山の祖である勝道上人は、弘仁八年(817)に83歳で遷化され仏岩で荼毘にふされました。
当初上人の遺骨は、仏岩谷の上方に埋葬されていましたが、東照宮鎮座のおり、開山堂が建てられ、遺骨もそちらに移されました。
また、となりにある三基の墓は、上人の弟子のものだそうです。
仏岩
頭上の岩壁に仏の姿をした岩が並んでいたため、仏岩と名付けられたそうです。
ただ、地震で岩が崩れて消失してしまいました。
岩壁基部のくぼみには、梵天、帝釈天と四天王のうち三体、不動明王の石像、六体が並んでいます。
輪王寺開山堂
開山堂の中には、地蔵菩薩および日光山開祖「勝道上人」とその十大弟子の木造坐像が安置されています。
お堂は、間口、奥行きとも6間5尺(12.3メートル)の重層宝形造りとなっています。
石畳の道を歩いて行きます。
この道は、滝尾神社の参道のようです。
北野神社(二荒山神社摂社)
開山堂から少し歩いたところに北野神社(二荒山神社摂社)が鎮座していました。
菅原道真公が御祭神で、「学問」「芸能」「書道上達」「災難除け」の御利益を授けてくださいます。
こちらが北野神社の御朱印になります。
御朱印は、二荒山神社本社の授与所でいただけるようです。
さらに奥へと歩いて行きます。
手掛石
滝尾神社の御祭神である田心姫命が手をかけたと伝えられていることから「手掛石」と呼ばれています。
北野神社に詣でた帰りに、この石に手を掛けて祈願すると、字が上達するといわれています。
この道には、様々な歴史史跡を見ることができます。
神馬の碑
慶長五年(1600)の関ヶ原の戦いのときに徳川家康が乗った名馬の碑です。
家康が亡くなった後も、元和三年(1617)から寛永七年(1630)に至る14年間の間、東照宮に御神馬として奉仕したそうです。
奥に進むにつれて、遭う人の数が少なくなっていったので、ちょっと怖かったです。
昌源杉
滝尾神社の参道周辺には、500年以上の老杉群があります。
文明八年(1476)日光山第四十四世別当になった昌源が、山中に数万本の松と杉を植えたもので、中世繁栄期の遺産であり、「昌源杉」と呼ばれています。
「女峰山・二荒山神社」方面と「滝尾神社」方面に道が分かれているところまで来ました。
私が来たのは、神橋方面です。
滝尾神社方面へと歩いて行きます。
白糸の滝
白糸の滝に到着しました。
白糸の滝に到着したときの時間が10時52分だったので、ここまでの所要時間は30分。
万歩計は2247歩で、距離は1.57kmとなりました。
白糸の滝が流れる橋を渡ると、もうすぐそこが滝尾神社です。
ちなみに橋を渡る前で、右に歩いて行くと駐車場があります。
滝尾神社の駐車場
石段をあがっていきます。
石段の右側には、別所跡、次に影向石の説明版が掲げられていました。
運試しの鳥居をくぐります。
滝尾神社の楼門に到着しました。
楼門をくぐればすぐ本殿が建っています。
10時22分に日光東照宮の表参道をスタートして、滝尾神社に到着したときの時間が11時5分だったので、ここまでの所要時間は43分。
万歩計は2633歩で、距離は1.84kmとなりました。
滝尾神社の境内の様子については、御朱印を紹介しているページに詳しく載せています。
また、紅葉の様子も違うページに詳しく載せているので、ぜひこちらもご覧ください。
万歩計で測った日光東照宮から滝尾神社までの所要時間と距離
地名 | 時間 | 所要時間 | 歩数 | 距離 |
---|---|---|---|---|
日光東照宮 | 10時22分 | |||
輪王寺の開山堂、観音堂 | 10時33分 | 11分 | 972歩 | 0.68km |
白糸の滝 | 10時52分 | 30分 | 2,247歩 | 1.57km |
滝尾神社 | 11時5分 | 43分 | 2,633歩 | 1.84km |