二荒山神社の別宮である滝尾神社は、弘仁十一年(820)に創建されたと伝えられていて、女峰山の女神である田心姫命が祀られています。
明治四年の神仏分離までは、楼門に大師の筆といわれる「女体中宮」の額が掲げられ、仁王像が安置されていたといいます。
4月の弥生祭りのときには、二荒山神社から滝尾の神輿が渡御するそうです。
このページでは、滝尾神社の御朱印とご利益、6つのパワースポットについてご紹介していきます。
目次
滝尾神社の御朱印
こちらが滝尾神社の御朱印になります。
御朱印は、二荒山神社本社の授与所でいただくことができます。
滝尾稲荷神社の御朱印
滝尾稲荷神社の御朱印もあるようです。
こちらも本社で頒布しています。
滝尾神社のご利益
滝尾神社では、「子授け」「安産」「子育て」などの御利益を授けてくださるといわれています。
また、縁結びでも人気です。
御祭神
- 田心姫命(タゴリヒメノミコト)
滝尾神社のパワースポット
①運試しの鳥居
運試しの鳥居は、楼門前にある石の鳥居のことです。
額束の真中に穴があり、この穴に小石を三つ投げて、うまく通ると願いが叶うといいます。
テレビなどにもたびたび取り上げられる場所で、元禄二年(1689)に徳川家光公の忠臣であった梶定良の奉納したものだそうです。
②子種石
古くから、子種石の前で祈りを捧げた後、石の周りを時計回りに回ることで、子宝に恵まれ、安産にもご利益があるといわれています。
子種医師の周りに置かれている小石の山は、参拝者の安産祈願と、成就の感謝を込めて残していったものだそうです。
また、子種石は、子種権現とも呼ばれています。
③縁結びの笹
笹の前で、良縁を願うと良い人との縁が叶うといわれています。
縁結びの笹は、唐門右側の石柵のところにあります。
④三本杉
御神木である三本杉には、弘法大師がこの山で修業したときに御祭神である田心姫命が現れた場所という言い伝えが残っています。
初代の杉は、1699年、1747年、1749年のときに倒れ、現在の木は二代目だそうです。
⑤無念橋
無念橋は、願い橋ともいわれています。
三本杉を通して、ご神体山の女峰山を遥拝するため、自分の身を清め俗界と縁を切ることを意味する橋でしたが、いつの頃からか、己の歳の歩数で渡ると女峰山頂上の奥宮まで健脚で登ったことになり、願いが叶うといわれるようになったそうです。
⑥酒の泉
霊水「酒の泉」は、健康・醸造守護とされます。
二荒山神社神苑内には、二荒霊水を飲むことができ、持ち帰ることも可能です。