山手西洋館めぐりの所要時間と距離は? | 横浜観光

山手西洋館めぐり

横浜の山手エリアには、横浜開港時代に外国人の居留地だった面影を残す西洋館がいくつも残っています。

今回は、そんな山手西洋館を巡る散歩に行ってきました。

実際に万歩計をつけて巡った所要時間や距離についてもご紹介していきます。

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山手西洋館巡り

横浜観光の定番となっている山手地区にある西洋館巡りは、異国情緒溢れたクラシカルな雰囲気が味わえることと入館が全て無料なのが人気です。

石川町駅もしくは、元町・中華街駅をスタートして横浜市イギリス館、山手111番館、山手234館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、ブラフ18番館、外交官の家の7館を回る、およそ2キロの散歩コースを巡るのが一般的です。

カフェを併設している洋館もあり、ゆっくり散策しても5時間前後と、1日楽しめることも魅力のひとつです。

地図(マップ)

山手西洋館巡りの地図(マップ)は、公益財団法人 横浜市緑の協会が運営している「山手西洋館公式サイト」に掲載されています。

→山手西洋館巡りの地図はコチラ

山手西洋館 地図

石川町駅

今回は、JR根岸線の「石川町駅」から出発して、7つの洋館と旧山手68番館、横浜山手・テニス発祥記念館を巡ってきましたので、写真と共にご紹介していきます。

石川町駅

9時22分に石川町駅の元町口(南口)を出発しました。

石川町駅 元町口

元町口(南口)を出たら、右に歩いて行きます。

石川町駅 南口

山手イタリアン山庭園まで、270メートルと書かれた案内図に従って右に曲がります。

石川町駅前郵便局の横を通り過ぎます。

石川町駅前郵便局

大丸谷坂を上がって行きます。

思った以上に傾斜があるので、けっこう大変です。

大丸谷坂

「ブラフ18番館」と「外交官の家」

ブラフ18番館と外交官の家が建っている場所の入り口に到着しました。

石川町駅を9時22分にスタートして、入口に到着したときの時間が9時26分だったので、ここまでの所要時間は4分。

万歩計は410歩で、距離は310メートルになりました。

階段を上がって中に入っていきます。

ブラフ18番館

ブラフ18番館は、山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅でした。

戦後は、カトリック山手教会司祭館として平成三年(1991)まで使用されていました。

ブラフ18番館

館内は、大正末期から昭和初期の外国人住宅の暮らしが再現されています。

横浜 ブラフ18番館

真っ白な外壁に窓枠やドアのミントグリーンが映える外観に、フランス瓦の屋根や暖炉の煙突、サンルームなど外国人住宅の特徴を多く残しています。

山手西洋館 ブラフ18番館

外交官の家

すぐ隣に建っているのが、外交官の家です。

外交官の家

外交官の家は、明治四十三年(1910)に明治政府の外交官を務めた内田氏の邸宅として建てられたものを移築復元したもので、現在では国の重要文化財に指定されています。

横浜 外交官の家

今も残るガスストーブやステンドグラス、サイドボードなど、当時の外交官の優雅な生活を回想することができます。

山手西洋館 外交官の家

山手イタリア山庭園と呼ばれるこの場所は、美しい花壇が整備され四季折々の花を楽しむことができます。

また、横浜の街を一望できる景色も圧巻です。

山手イタリア山庭園

カフェが併設されているので、館内でゆっくり休むことも可能です。

私は、秋に訪れたのですが紅葉の景色もステキでした。

山手イタリア山庭園 紅葉

バラの様子は、別のページに詳しく載せていますので、こちらをご覧ください。

 

次は、テニス発祥記念館と旧山手68番館を目指して歩いて行きます。

山手本通りを歩いて行きます。

山手本通り

オシャレなお店も建っているので、ここでお茶をしてもいいかもしれません。

カトリック山手教会のところまで来たら、右に曲がります。

カトリック山手教会

横浜市の名木古木指定されている「タブノキ」の横を通り過ぎます。

カトリック山手教会 タブノキ

「テニス発祥記念館」と「旧山手68番館」

テニス発祥記念館と旧山手68番館の入口に到着しました。

入口に到着したときの時間が9時46分だったので、ここまでの所要時間は24分。

万歩計は1821歩で、距離は1.42kmとなりました。

テニス発祥記念館

明治七年(1874)にイギリスで始まったローンテニスが、明治九年(1876)に横浜に伝わり、山手公園の中にテニスコートが2面つくられ、ここからテニスが全国に広まったといわれています。

テニス発祥記念館

近くには、現在でもテニスコートがあり、子供たちがテニスを教わっていました。

旧山手68番館

旧山手68番館は、昭和九年(1934)に建てられた外国人向けの住宅で、昭和六十一年(1986)に現在の場所に移築された歴史的建造物です。

テニスコートのクラブハウスとしても利用されています。

旧山手68番館

次は、ベーリック・ホールを目指します。

カトリック山手教会まで戻ります。

カトリック山手教会まで戻ったら、山手本通りをまた歩いて行きます。

「ベーリック・ホール」と「エリスマン邸」

ベーリック・ホールに到着したのが10時7分だったので、ここまでの所要時間は45分。

万歩計は3204歩で、距離は2.49kmとなりました。

ベーリック・ホール

ベーリック・ホールは、昭和五年(1930)に建築された貿易商B.R.ベリック氏の住宅で、現存の山手外国人住宅の中では、最大級を誇っています。

スパニッシュスタイルを基調とした「ベーリック・ホール」は、玄関の3連アーチが印象的です。

セント・ジョセフ・インターナショナルスクールの寄宿舎として使用されていたこともあります。

スパニッシュスタイルを基調としていますがイスラム様式の小窓や、フレスコ技法など、さまざまな建築技法が使われているのが特徴です。

エリスマン邸

ベーリック・ホールのすぐ隣に建っているのが、エリスマン邸です。

エリスマン邸は、外壁の板張りが1階は縦張り、2階が横張りになっていることと、暖炉の煙突がすっと縦に伸びているのが特徴的です。

「日本近代建築の父」と呼ばれる建築家A.レーモンド氏が設計した洋館です。

館内のイスやテーブルもレーモンド氏の設計によるものです。

カフェが併設されており、パスタランチが人気です。

すぐ近くでは、絵を描いている人たちがたくさんいました。

山手234番館

山手234番館は、昭和二年(1927)頃に建てられた外国人向けのアパートで、基本的な洋風住宅の要素である上げ下げ窓や鎧戸、煙突が揃った造りになっています。

実際に1980年ころまではアパートとして使用されていましたが、現在1階は山手234番館の歴史が紹介された展示室で、2階は貸しスペースとなっています。

すぐ近くには、ちょっと変わったレトロな電話ボックスが立っていました。

横浜山手 電話ボックス

この電話電話ボックスは、明治二十三年(1890)に横浜-東京間で始まった電話業務の100周年を記念して平成二年(1990)に設置されたものだそうです。

明治三十三年(1900)に東京の京橋に初めて設置された白い六角形の屋外用公衆電話ボックスが復刻再現されものになっています。

山手 電話ボックス

この左手が横浜外国人墓地になっています。

山手十番館

昭和四十二年(1967)に明治100年を記念して建てられたのが山手十番館です。

山手十番館

1階がカフェで、2階はランチやディナーを楽しめるフレンチレストランとなっています。

横浜 山手十番館

山手十番館 横浜

自動販売機までお洒落になっていてビックリしました。

岩崎博物館

日本初の西洋式劇場ゲーテ座跡にある博物館です。

岩崎博物館

古代エジプトから現代までの服飾の歴史や、ゲーテ座の資料を展示しています。

横浜 岩崎博物館

港の見える丘公園の入り口に到着した。

「横浜市イギリス館」と「山手111番館」

横浜市イギリス館と山手111番館のある港の見える公園前に到着したときの時間が10時24分だったので、ここまでの所要時間は1時間2分。

万歩計は4213歩で、距離は3.28kmとなりました。

横浜市イギリス館

横浜市イギリス館は、昭和十二年(1937)に英国総領事公邸として建てられました。

コロニアルスタイルで明るく開放的な設計が特徴で、高い天井や寄木細工で作られた床面が魅力的です。

横浜市イギリス館

ジョージ6世時代に造られた王冠入りの銘板が玄関脇に、英国総領事公邸を示す銅版が正面にそれぞれ設置されています。

イギリス館 横浜

イングリッシュローズの庭が春と秋に見頃を迎えます。

 

山手111番館

山手111番館は、ベーリック・ホールを設計したJ.K.モーガンによって大正十五年(1926)に建築されました。

赤い瓦屋根に真っ白な壁が非常に美しい洋館です。

山手111番館

3連アーチの玄関から入った館内は昭和初期の洋館を体感できるような家具が配置されています。

地下はカフェスペースとなっており、ここでしか味わえないオリジナルティーが人気です。

横浜 山手111番館

すべての山手洋館を巡ることができたので、元町・中華街駅を目指して歩いて行きます。

谷戸坂からは、横浜マリンタワーが見えました。

谷戸坂 横浜マリンタワー

谷戸坂

元町・中華街駅

谷戸坂を下って左に少し歩くと元町・中華街に到着します。

元町中華街駅

9時22分に石川町を出発した山手洋館巡りですが、元町・中華街駅に到着したときには10時39分になっていました。

なので、山手洋館巡りの所要時間は1時間17分。

万歩計は5476歩で、距離は4.27kmとなりました。

山手洋館巡り 時間

万歩計で測った山手西洋館巡りの所要時間と距離

今回は、西洋館の外観だけを楽しんで巡ったので、西洋館の中に入って見学する時間は含まれていません。

駅・観光名所時間所要時間歩数距離
石川町駅9時22分
「ブラフ18番館」と「外交官の家」9時26分4分410歩0.31km
「テニス発祥記念館」と「旧山手68番館」9時46分24分1,821歩1.42km
「ベーリック・ホール」と「エリスマン邸」10時7分45分3,204歩2.49km
「横浜市イギリス館」と「山手111番館」10時24分1時間2分4,213歩3.28km
元町・中華街駅10時39分1時間17分5,476歩4.27km

 

 

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