小田原市入生田に立っている長興山のしだれ桜を見に行ってきました。
江戸時代の藩主であった稲葉正則が植えたといわれる樹齢約340年のしだれ桜は、見る人を圧倒する迫力です。
そんな景色を写真と動画でお伝えするとともに、見頃の時期や開花情報についてもご紹介していきます。
目次
長興山のしだれ桜の見頃
長興山のしだれ桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬頃です。
長興山のしだれ桜の開花情報
しだれ桜の開花状況については、小田原市観光協会のホームページでで春になると確認することができます。
長興山のしだれ桜へのアクセス方法
電車(最寄り駅)
- 箱根登山線の「入生田駅」から歩いて約20分
駐車場
私が訪れたときは、見頃の時期に合わせて、長興山紹太寺の参拝者用駐車場が、臨時駐車場になっていました。
ただ、写真で見ていただくとわかると思いますが、停められる駐車スペースは数台しかありません。
なので、基本的には電車で訪れる必要があると思います。
ちなみに料金は、1000円です。
長興山紹太寺より先の道路は、このように一般車両の進入を禁じています。
地図
入生田駅から長興山しだれ桜まで徒歩で所要時間と距離
実際に入生田駅から長興山しだれ桜まで歩いてきましたので、その道のりを写真とともにご紹介していきます。
また、万歩計で測った距離と所要時間についてもお伝えします。
8時33分に入生田駅を出発しました。
改札口を出ると、長興山しだれ桜までの道案内の看板が立っていました。
駅からは1100メートルのようです。
地図もあったので、ここでしっかりと道のりを確認してください。
入生田駅の改札口を出たら、右に歩いて行きます。
四つ角まで来たら、左に曲がります。
突き当たりを右に曲がります。
静かな田舎の住宅街を歩いて行きます。
長興山紹太寺の入口まで来たら、左に曲がります。
長興山紹太寺総門(大門)跡
長興山紹太寺の入口から少し歩いた右側に、ひっそりと残っているのが長興山紹太寺総門(大門)跡です。
元禄四年(1691)、ドイツ人の博物学者であるケンベルが長興山紹太寺の総門を見て、彼の著書で次のようなことを記していたそうです。
「入生田村は、小さな村で、その左手の四角の石を敷き詰めた所に紹太寺という立派な寺がある。この寺の一方側には、見事な噴水があり、もう一方の側には、金の文字で書かれた額があり、しかも前方には、金張りの文字のついた石造りの門が立っている。」
長興山紹太寺
長興山紹太寺の横を通り過ぎます。
宮沢川が流れる長興山橋を渡ります。
紹太寺が盛大であった頃は、僧侶の数も多く、この宮沢川(沢水)が米のとぎ汁で白く濁るところから、「白水沢」と呼ばれていたと言います。
橋を渡った先が石段と普通の道との分かれ道になっています。
しだれ桜まで行く場合は、右の普通の道を進みます。
石段を上がって行くと、稲葉一族の墓が建っています。
ここまで来ました。
しだれ桜までは、もう少しです。
裏大門の道
この周辺は、裏大門と呼ばれているそうです。
紹太寺の創建にあたって資材の運搬などに利用されたのではないかといわれています。
また、地元では紹太寺の総門(大門)を入り、天王殿(楼門)までの参道を男坂といい、こちらの裏大門から伽藍に通じる道路を女坂と呼んで区別しているそうです。
前方にしだれ桜が見えてきました。
長興山しだれ桜に到着しました。
万歩計で測った入生田駅から長興山しだれ桜までの所要時間と距離
8時33分に入生田駅を出発して、長興山しだれ桜に到着したのが8時48分だったので、所要時間は15分。
万歩計は1405歩で、距離は1.01kmとなりました。
思った以上に坂がきつくて、疲れました。
長興山のしだれ桜の写真
きれいなテーブルの先に見事なしだれ桜が咲いていました。
枝垂れ桜は、小田原市指定天然記念物になっています。
本州中部以西に生えるエドヒガンの変種だそうです。
売店がすぐ近くにあるので、お饅頭やお団子を食べながらお花見することができます。
さらに坂を少し上がったところにも、見事なしだれ桜が咲いていました。
枝垂れ桜の下から上を眺めると、空から滝が降ってくるような景色でした。
少し上がった場所から、眺める長興山しだれ桜は、とても雄大でした。
【動画】長興山のしだれ桜の景色
長興山のしだれ桜の景色を動画にもしてみました。
樹齢340年ともいわれる見事な枝垂れ桜の景色をぜひ動画でもご覧ください。