灼熱の太陽がよく似合うカンナの花言葉や見頃、種類や育て方などをご紹介していきます。
目次
カンナとは
カンナとは、カンナ科カンナ属の植物で、熱帯アメリカが原産国です。熱帯アメリカに約10種があり、野生種の一つが江戸時代前期に日本に渡来して「ダンドク」という和名で知られていました。
現在でも「ダンドク」と呼ばれています。
春植えの球根として出回り、夏の暑さにも強く、夏花壇のアクセントとして人気です。
大型種は2m程になり、矮性種は40cm程です。矮性種は種から育てられるため鉢植えでも育てることができます。
大輪で色鮮やかな花が特徴ですが、葉も大きく斑入りなどの鑑賞用の品種も存在しています。
長期間花を咲かせることも特徴です。
カンナの花言葉
カンナの花言葉は「情熱」「熱い思い」「快活」「永遠」「妄想」です。
暑いときでも強く鮮やかな花を咲かせる姿が花言葉の由来となっているようです。
その反対に、熱帯特有の色鮮やかな花の色から「妄想」といった花言葉生まれた背景となっています。
また、西洋にも花言葉はあり、カンナの西洋の花言葉は「妄想」「疑い」です。
独特の色の花がこれらの花言葉を生み出していると思われます。
ですが、ネガティブなイメージではなく、カンナ自体は暑さに負けない強い花です。
カンナの見頃・どんな花を咲かすか
カンナは6月頃から11月頃までと長期間花を咲かせてくれます。
花の色はオレンジ系が中心ですが、他にはローズ、レッド、イエロー、ホワイトなど様々です。
斑入りや複数の色入った花もあります。大輪の花を次々と咲かせ、花は4日から7日ほど持ちます。
花の大きさは、10cm程です。
似ている花にアヤメ科のグラジオラスがあり、花の大きさが似ていますが、花の付き方に違いがあり、カンナはまとまっているのに対し、グラジオラスは一列に花が付きます。
カンナの花のつくりはとても複雑で、本来の花びらは3枚、緑色で小さく、大きな花弁の後ろに隠れています。
大きな花弁のように見えているのは、じつはおしべやめしべが変化したものでなんです。
カンナの種類・品種
カンナには、大型種、中型種、矮性種、斑入り種が存在します。
矮性種は種から育てらため人気で「トロピカル」という品種が人気です。
「ビュー」という品種は、葉を鑑賞するカラーリーフの品種です。葉の色はブラック、ピンク、オレンジ、イエローがあり、その他に、葉にストライプの模様が入った品種などもあります。
「バンコック」「アメリカンレッドクロス」「ストリアタ」などの品種があり、花の色、斑の入り方などが違います。
カンナの育て方
カンナは、乾燥が苦手ですが丈夫で育てやすい植物です。
球根の植え付けは4月から5月に日当たりのいい場所にうえます。
成長に特徴があり、芽は南に伸びるので、植え付けは花壇でも鉢植えでも南側にスペースを取るようにします。
花が次から次へと咲くので花柄を取り除くときれいです。病害虫もほとんどないので管理が楽です。
冬は関東より北では越冬できないので、葉が枯れ始めたころに掘り出します。
球根は乾燥させないように保管します。