東京都世田谷区宮坂1丁目に鎮座する世田谷八幡宮へ御朱印を頂きに行ってきました。
寛治五年(1091)、後三年の役で奥州を平定した源義家が帰る途中に、この地で豪雨に合い先に進めなくなりました。
そのとき、この戦での勝利は八幡大神の加護のおかげだと思い、豊前国の宇佐八幡宮の御分霊を勧請したことがはじまりだといいます。
このページでは、そんな由緒ある世田谷八幡宮の御朱印やご利益、アクセス方法や駐車場などの情報をご紹介していきます。
目次
世田谷八幡宮の御朱印
こちらが世田谷八幡宮の御朱印になります。
お相撲さんの朱印も押されていました。
世田谷八幡宮のご利益
御祭神
- 応神天皇
- 仲哀天皇
- 神功皇后
御祭神である三柱の神様は、主に「勝」という事にゆかりの深い神様のため「勝運」「開運」のご利益を授けてくださるといわれています。
絵馬にもお相撲さんと「勝」の大きな文字が描かれていました。
世田谷八幡宮の境内図
世田谷八幡宮の境内
鳥居
朱色の大きな鳥居が一の鳥居です。
厳島神社
一の鳥居をくぐった右手に厳島神社が鎮座しています。
御祭神は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)。
知恵や財福、子孫繁栄、海上安全などのご利益を授けてくださるといわれています。
九月秋季大祭の宵宮。
池にはヤガモが泳いでいました。
手水舎
社殿
世田谷八幡宮の創建は、後三年の役の帰り道と伝えられていますが、後に世田谷城主七代目の吉良頼康(頼貞)が天文十五年(1546)に社殿を修復たときが実質的な創建の時と考えられています。
その後、戦国時代に入り徳川家康が江戸に入城した後には、朱印状11石を与えられています。
また、明治五年(1872)には郷社に列し、社号を宇佐神社と改称し、戦後現在の社名に戻りました。
現在の社殿は、昭和三十九年(1964)に建てられたものです。
世田谷招魂社
世田谷一丁目に鎮座していた乃木神社の社殿を玉木氏より譲り受け、旧軍人山の場所に昭和三十一年(1956)お祀りしました。
5月1日に「みたま祭り」。
土俵
二の鳥居をくぐった右手に土俵があります。
この土俵では江戸時代に、豊作を感謝する奉納相撲が毎年とり行われていた場所で、渋谷の氷川神社、大井の鹿嶋神社とともに江戸郊外三大相撲と呼ばれていました。
鶴岡八幡宮が完成したときに、この地を治めていた吉良頼康が社参し、そのときに北条氏奉納相撲を見たことが世田谷相撲の起源といわれています。
現在でも秋の例祭(9月15日)には、東京農業大学相撲部による奉納相撲が行われているそうです。
世田谷八幡宮へのアクセス方法
電車(最寄り駅)
- 小田急小田原線「豪徳寺駅」から徒歩約8分
- 東急世田谷線の「宮の坂駅」から徒歩約4分
駐車場
- 参拝者用の駐車場あり
地図
- 住所:東京都世田谷区宮坂1丁目23-20