色とりどりに咲き誇るコスモス(秋桜)の景色は、日本では秋の風物詩になっています。
自己主張しすぎない淡いピンク色の花が、日本人の好みにピッタリといった感じではないでしょうか。
そんなコスモス(秋桜)の花言葉・由来・開花時期などをご紹介していきます。
目次
コスモス(秋桜)とは
日本人にとって身近に感じられるコスモスですが、メキシコの高原が原産の植物です。
キク科に分類されるという事実を理解すると意外性を感じる方が多く、新たな一面を知るきっかけにもなります。
優しいピンク色のグラデーションによって平和的な雰囲気が感じられることから、国内に存在している市町村がエリアを代表する花として位置付けていることも多く、沿道などにはたくさんの花が植えられている様子が見られます。
もちろん、お子さんにも人気が高く子育て世代が自宅のベランダなどで育てる様子もよく見られます。
日本へは明治十二年(1879)に美術学校の教師として来日していたラグーザがイタリアからもたらしました。
和名はオオハルシャギク、アキザクラ(秋桜)といい、秋桜は仲秋の季語です。
コスモス(秋桜)の花言葉
一般的にピンク色や赤色、紫色がイメージされやすいのですが実は各色によって持ち合わせている花言葉が異なるという事実があります。
最もメジャーなピンク色は「乙女のまごころ」という意味合いがあり、美しさと共に純粋さが感じられる清らかさも持っているので、若い女性に対して贈り物をしたいときにベストです。
また、比較的珍しい純白の花を咲かせるタイプもあり、見た目通り「純潔」という花言葉が存在していて純粋な性格の持ち主に適しています。
コスモス(秋桜)の見頃・開花時期・どんな花を咲かすか
桜をイメージするとわかるように、花は気候によって花開くタイミングが左右されるので、全国的に同じ時期に咲くということはありません。
南北に長い日本であれば尚更咲き誇る時期を予想するのが難しいのですが、コスモスに適する土地として有名な北海道での見頃は10月の中旬から下旬頃になります。
ただし、これらは人の手によって管理されている場合であり、自然に増えたものであれば8月の上旬には既に空き地の片隅などで綺麗な桃色の花が咲きます。
コスモス(秋桜)の種類・品種
一見すると全てが同じに見えるのですが、よく観察すると同じ品種とは思えないほどの違いを有しているのが特徴の一つです。
子供が絵を描く時などはピンクだけで描き切ることが多いものの、しっかりと目を向けてみると単色で構成されているタイプは無く、ほぼ全てで中心部が濃い色になっています。
さらに、コスモスではないと思い込んでしまいそうな花もれっきとした仲間であり、図鑑などを片手に道を歩けば意外性の連続に驚いてしまうほどです。
コスモス(秋桜)の育て方
年齢が高いほど秋に花をつける品種だという認識を持っていて季語にも指定されているのですが、近頃は品種改良のおかげで夏の頃から各所で見られるようになっています。
種を植えるのは春先であり、雪が積もる地域なら畑から雪が無くなったらすぐに撒き始めるのが望ましい手順です。
お手入れについては取り分けて難しいことはなく、横方向に伸びてきているものを適切な長さにカットしてあげて邪魔にならないようにしてあげるだけで十分です。